YAMAHA PAS kiss mini の整備

うちでは主に嫁が子供の送り迎えに3人乗り自転車「YAMAHA Pas Kiss mini」を使用しています。ちなみに2013年モデルです。
先日、職場にて駐輪していたところ春の強風にあおられ転倒していたそうで、その際に左ブレーキレバーの取り付け位置とハンドルセンターがズレてしまったので直してほしいとの要望をもらいました。
昨年の9月に購入して以来タイヤのエア圧とネジの緩みは随時点検していたのですが、修理ついでに本格的に整備をする事にしました。

前シートを外す

まずはハンドルセンターのズレを修正するためにステムの締め付けボルトを露出させる必要があります。しかしステムの上には前シートが鎮座していますので容易にステム調整ができません。そのため前シートを取り外す必要があります。
とりあえずチャイルドシートの構造が分からないので、外せるネジを外して何とか前シートの取り外しに成功しました。

ステムの調整

ノーマルステムとほぼ同じ構造なのか、ステムの真ん中にボルトが刺さっていますのでこれを緩めればセンターの調整ができました。

前シートを戻す

前シートを組み上げる際にはたと気が付きました。いろんなネジを外してシートを下したものの、そもそもステム調整に前シートの脱着は不要です。なんと子供が座るお尻の板を止める2本のネジを外すだけでステムのボルトが露出する様になっていたのです!!バラして初めてわかる穴の意味。そうですちゃんと前シートの座面に整備用の穴が開いていたのです。
さらにいうと、前シートはハンドルに固定している左右2本ずつのボルトと座面の3本のボルトだけで取り外しが可能でした。

スマートコントロールブレーキの整備

フロントブレーキはVブレーキにパンタグラフを取り付けた様な「スマートコントロールブレーキ」なる奇怪なブレーキがついています。構造を理解すれば「あぁなるほど」と思う品でメカっぽい所がなんだかイカしています。握力の弱い女性でも強力な制動力を生むための構造なのですが、可動部と摺動部が多いので定期的に注油してあげないと、ブレーキレバーが戻りにくくなるようです。
今回は前シート外して視界が良くなったため、ついでに清掃と注油を実施しました。また、さらに制動力を得るために改造を実施しましたが、詳細は次回に・・・

 

 

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