【レビュー】Shokz OpenComm2 UC 2025 Upgradeを1日8時間使って分かった実力|長時間装着でも快適な骨伝導ヘッドセット

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在宅ワークやオンライン会議が日常化する今、「一日中着けていても快適なヘッドセットがほしい」と感じる方は多いのではないでしょうか。しかし、多くのヘッドセットは耳を覆うタイプで、長時間装着すると蒸れや圧迫感に悩まされることも少なくありません。

そんな中注目を集めているのが、Shokz OpenComm2 UC(ショックス オープンコム2 UC)2025 Upgradeです。耳を塞がずに音を伝える「骨伝導技術」と、ノイズキャンセリング対応のブームマイクを搭載した“通話特化型”モデルです。

今回は、筆者がShokz OpenComm2 UCのUSB-A版を購入し、1日8時間以上のオンライン会議で実際に使用したリアルな体験レビューをお届けします。特に「装着感」「通話品質」「接続安定性」の3点を中心に、在宅ワーカー目線で詳しく解説します。


結論|Shokz OpenComm2 UCは長時間の会議が多い人に最適です

短い結論(筆者の評価)

結論から言うと、Shokz OpenComm2 UCは一日中オンライン会議を行うビジネスユーザーに最適なヘッドセットです。装着感が軽く、耳を塞がないため圧迫や蒸れがなく、長時間着用でも快適に使えます。さらに、ブームマイクの音声品質が非常に高く、通話相手から「声がクリアに聞こえる」と高評価を得ました。

筆者の評価は以下の通りです。

  • 通話品質:★★★★★
  • 装着感:★★★★★
  • 接続安定性:★★★★★
  • 音質(通話用途):★★★★☆
  • 音楽再生:★★★☆☆

おすすめユーザー

  • 1日中オンライン会議を行うリモートワーカー
  • 眼鏡をかけながら快適にヘッドセットを使いたい方
  • PCとスマホを併用しながらシームレスに通話したい方

おすすめしないユーザー

  • 騒音の大きい環境で使用する方
  • 音楽の迫力や低音を重視する方
  • 小型・軽量の携帯性を重視する方

Shokz OpenComm2 UCの主な特徴とスペック

骨伝導×ブームマイクの構成

Shokz OpenComm2 UC 2025 Upgradeは、Shokz独自の骨伝導技術「PremiumPitch™ 2.0+」を採用しています。音を骨を通じて伝えるため、耳を塞がずに周囲の音も自然に聞こえるのが特徴です。 Opencomm2 UCは、中音域および高音域の声を正確に集音しながら補正されるため、すべての単語を歪みなくはっきりと聞き取ることができます。

また、デジタル信号処理(DSP)テクノロジーを備えたノイズキャンセリングマイクを搭載しています。周囲のノイズをフィルタリングして除去することで「声」を識別、補正するClear Voice Capture(CVC)テクノロジーにより、業務の開始時から終業まで高い忠実性を維持します。在宅勤務やコール業務など「声を正確に伝える」ことが求められる用途に特化しています。

Opencomm2 UCでの音楽再生は低音域の迫力が足りず苦手の様です。音楽再生がメインなのであれば、Shoks OpenRUN系をオススメします。筆者はShoks OpenRUN PRO2を店頭で試用してみましたが、Opencomm2に比べて低音に迫力があるので驚きました。

Shokz OpenComm2 UC 2025 Upgradeのブームマイク部アップ

USBドングルで安定接続(UCモデル専用)

UCモデルにはPC用のUSBドングルが付属しており、PCに差すだけで即接続できる安定性が魅力です。筆者は業務で複数のPCを使い分ける必要があるので、USBドングルを差し替えるだけで使える簡便性が非常に魅力に感じています。Bluetooth接続にありがちな初期設定の煩わしさがなく、安定性も抜群です。

また、スマホとのBluetooth接続もスムーズで、複数デバイスを併用しても接続トラブルは一度もありませんでした。Shokz OpenComm2 UCは、同時に最大2台のデバイスとペアリングできます。筆者はPCとスマホを同時に接続しています。

Shokz OpenComm2 UC USB-Aドングル接続イメージ

軽量設計と長時間バッテリー

重量は約35gと非常に軽量です。最大16時間の通話が可能で、5分の急速充電で約2時間使用できる点も実用的です。筆者はバッテリーの持ちをやや短く感じました。しかし、バッテリー残量が少なくなっても、USB-Cケーブルを挿して急速充電すれば会議1~2本はこなせるので、1日の業務を通して使用するには十分でした。

Shokz OpenComm2 UC 2025 Upgrade USB-C充電ポート

通話品質を徹底レビュー|ブームマイクの効果は抜群です

相手側の聞こえ方

筆者は主にTeamsと携帯通話で使用しましたが、相手からは「声がはっきりしている」「ノイズが少ない」と高評価を得ました。以前使っていたJabra Evolve 65 SEでは、まれに「声が小さい」と言われることがありましたが、OpenComm2 UCではそのような指摘は一切ありませんでした。

マイクが口元に近い位置で固定されるため、環境ノイズを拾いにくく、声を自然に伝えられます。
特に静かな室内では、まるでスタジオマイクのようにクリアな音質だと感じました。

自分の聞こえ方(骨伝導の独特な感覚)

骨伝導特有の「耳を塞がない感覚」は最初こそ不思議でしたが、すぐに慣れました。
外音も自然に聞こえるため、在宅中に家族の声やインターホンにも気づける点は大きな利点です。

ただし、音量を上げすぎると振動が耳の穴付近に伝わり、少しくすぐったく感じることがあります。この点は骨伝導製品全般に共通する特徴といえます。

接続安定性と切り替え

USBドングル経由のPC接続は非常に安定しており、通信が途切れたことは一度もありません。
Bluetoothペアリングも簡単で、スマホとの接続切り替えもスムーズです。特別なドライバーインストールも不要で、「挿すだけで使える」のは大きな魅力です。


1日8時間使用して分かった装着感と実用性

長時間装着でも疲れにくい設計

筆者は平日ほぼ毎日、8時間以上オンライン会議を行っています。OpenComm2 UCは、締め付け感がなく耳を覆わないため、長時間装着しても蒸れや圧迫感がありません。

最初の1週間は耳の後ろが少し痛くなることがありましたが、慣れてからはまったく気にならなくなりました。眼鏡と併用すると多少の圧迫感はありますが、十分に許容範囲内です。

Shokz OpenComm2 UCを装着した様子(骨伝導ヘッドセット)

外音の聞こえ方と安全性

耳を塞がない構造のため、周囲の音を自然に聞き取ることができます。在宅ワーク中に家族に呼ばれても気づけますし、オフィスでも周囲の呼びかけに反応できます。安全性を保ちながら通話に集中できるのは、他のヘッドセットにはない利点です。

ただし周囲の音が大きい場面では、Shokz OpenComm2 UCの音が聞こえにくいことがありました。特に新幹線のデッキで使用したときは、騒音の方が大きく通話相手の声が全く聞き取れませんでした。骨伝導製品全般に共通する課題ではありますが、外部音が大きい場所で使用する場合は、耳栓を併用するのがオススメです。

携帯性と収納

専用ポーチが付属しますが、サイズがやや大きく持ち運びには若干不向きです。ただし、ポーチ内部のクッション性は高く、出張時にしっかり保護してくれます。デスク常備型としての利用に適している印象です。

Shokz OpenComm2 UC 付属の専用ポーチ1
Shokz OpenComm2 UC 付属の専用ポーチ2

メリット・デメリットまとめと購入ガイド

メリット

  • 長時間装着しても疲れにくい軽量設計
  • ブームマイクの通話品質が非常に高い
  • USBドングルで安定接続、セットアップ不要
  • 急速充電対応で短時間充電でも会議に間に合う
  • 外音を聞き取りながら安全に使用できる

デメリット

  • 騒音の大きい環境では聞こえづらい
  • 音量を上げると振動が気になる
  • 専用ポーチが大きく、携帯性が低い
  • 音楽再生では低音が弱く物足りない

購入ガイドとまとめ

Shokz OpenComm2 UCは、在宅ワーク中心のビジネスユーザーに最適な骨伝導ヘッドセットです。USBドングルで安定接続でき、ブームマイクの通話品質はトップクラスです。

「一日中会議がある」「耳の圧迫に疲れた」という方にこそおすすめできます。購入はAmazonや公式サイトが主流ですが、価格変動があるためセール時期を狙うのが賢いです。法人導入を検討する場合は、Teams認定モデルの確認も忘れずに行いましょう。


まとめ

Shokz OpenComm2 UCは、骨伝導ならではの開放感と、業務用ヘッドセット並みの通話品質を両立したモデルです。特に、1日8時間以上のオンライン会議を行う方にとって「快適性」「安定性」「音声の明瞭さ」のバランスが非常に優れています。耳への負担を減らしながら自然な会話ができるため、在宅ワークをより快適にしたい方には最有力の選択肢といえます。

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