アルテッツァの造り方

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スマートコントロールブレーキを改造する!

前回、嫁のPAS Kiss miniの整備をした際に、さらに制動力を得たいと考えていたので試してみたものをまとめます。

スマートコントロールブレーキ

そもそもスマートコントロールブレーキが搭載されている時点でかなり強力な制動力があります。しかも採用されているシューはBAA規格のアルミリム用。このシュー自体もかなりの制動力を持っているようです。
しかし車体重量33キロ、子供2名30キロ、大人1名75キロ、合計138キロもの質量を、小さなブレーキだけで止めなければならないのです。さらに自宅から幼稚園へは急坂を下らないといけないので、ブレーキへの要件は厳しさを増します。なのにリアブレーキは全く効かないローラーブレーキ。フロントブレーキの重要性が高まります。

フロントブレーキを強化するとケツが持ち上がって転倒する恐れがあるのですが、低重心・ロングホイールベース・重量級・後ろに子供が乗ればさらにリア荷重になるためリアが浮くような事はなく、さらにはファットタイヤのおかげで荷重時のグリップは強烈でドライ路面ではフロントタイヤがロックする様事も一切起きない。そんなワケでもっと制動力を高めるべくトライしてみました。

ブレーキシューを変えてみる

先に書いた通り純正ではBAAの赤いシューが取り付けられています。もっと摺動面の面積を増やせば制動力が増すだろうと考え持ち出したのがこれ。
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Deore LXについていたVブレーキシュー。
面積は増えるしスポーツ用なので制動力が高いはず!!

スマートコントロールブレーキにVブレーキシューを取り付けてみる

さくっと取り付け
IMG_4092_R

構造上全く問題なく取り付けができます。さっそくその辺を走ってみると、ブレーキタッチはかなりカッチリした印象に変わりました。
どれだけレバーを握ってもグニャグニャ感があるBAAシューは相当に柔らかい素材で出来ている様です。

しかしカッチリした分制動力も上がったかというと、むしろ激烈に悪化している。。。
カチっとした感触で効き始めるけど目いっぱいレバーを握ってもズルズル滑る。ロックなんてほど遠いレベル。

考えられる原因は・・・
1.シューのアタリが出ていない
2.長いこと使ってなかったシューなので表面が硬化している
3.そもそもBAAシューの方が摩擦係数が高い

1、2の原因ならしばらくこのまま乗り続ければアタリが出て効くようになるんだけどこの自転車は嫁が乗るワケで、「しばらくの間ブレーキが利きにくいけど注意して乗ってね!」では済ませない。
しかも子供を乗っけて3人で激坂を下るのにこの制動力の無さは厳しすぎる。

純正シューに戻す

結局純正BAAシューに戻して再度テストをします。
レバーを目いっぱい引いたらメッチャ効く。ブレーキタッチはスポンジを握るような感じでグニャグニャなのですが、材質が柔らかい分食いつきも良いようで初期から制動力が立ち上がる味付けは握力の弱い女性に良いのでしょう。結局純正が一番の様なので清掃してブレーキを元通りに組み上げました。

組み上げたら全然効かなくなった!!

ほかの整備も終わり最後に実走チェックをしたところ、さっきのテストで感じた強力なストッピングパワーが得られなくなりました。しかもブレーキを目いっぱい引いてもスポンジーではなく一定のところで急に固くなります。ここでハッと思いつきました。スマコンブレーキのカバーが邪魔してるのでは・・・

予感的中

これはカバーを外した状態。
レバーを目いっぱい引くとパンタグラフが潰れて、Vブレーキを押し広げます。
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そしてカバーを取り付けた状態。
カバーのツメがパンタグラフの間に挟まるので一定のポイントでそれ以上ブレーキが引けなくなります。
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これは恐らくタイヤロック防止の意味だと思います。一定以上の制動力が発揮されないようにあえて可動制限を行っているのでしょう。
という事は、このカバーのツメを薄肉化すれば求める制動力が得られるはずです。
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改造する

という事でカバーの詰めをカッターで削りました。そしたらツメ自身を誤って切断してしまい、しかも勢い余って自分の皮膚も切ってしまう惨事が起こりました。(大した血も出ないほどの切り傷ですが・・・)
そんなワケで現在はカバーは取り付けているものの可動制限が無くなっているため、ブレーキを思いっきり引けば十分な制動力を得られる様になりました。

ひょっとするとブレーキシューに掛かるプレッシャーの限界を超えないようにして、シューの破壊を防止しているリミッターの様な気もしますが・・・う~ん。

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