今まで石膏ボードの壁にテレビを設置していましたが、完全にデッドスペースになっている出窓に移設する事にしました。
出窓ってなかなか有効活用できないのが悩みの種なんですよね。日が差すので物を置くと太陽光で退色しますし、冬は結露にさらされます。断熱のついでにテレビも出窓に置けば一石二鳥じゃない?と思いついたのでやってみました。
出窓の結露がひどい
自宅のリビングには出窓が北面と東面の2か所にあります。北面の出窓の方が面積が広く、また、道路に面しているので風が吹き込むので冷えやすく、冬時期になると結露が発生し、一日と掛からず窓の下のサッシに水たまりが出来てしまう程です。
これを小まめにふき取ってあげないと、サッシから溢れ出た結露が壁の中に浸入し、壁や床が腐ってきます。フローリングの上に塩ビのフロアシートを敷いていたのですが、床まで結露がしみ込んでしまい、フローリングがカビまみれになってしまいました。
また、窓の面積が大きい事で夏の冷房と、冬の暖房の効率を改善したいと考えていました。特に冬場は冷えるので、ガスファンヒーターをガンガン炊いてしまい、余計に結露を発生させる原因となっていました。(ガスが燃焼すると水蒸気が発生します。その水蒸気が結露の原因になります
窓の断熱性を上げてあげれば、必要以上にヒーターを使うことがなくなるので水蒸気の発生が抑えられ、かつそもそも暖房の効率も改善するはず。ついでにデッドスペースになっている出窓を何かに生かす事が出来れば・・・ということで窓の断熱を改善したうえでテレビを設置する事を思いつきました。
出窓の断熱
窓の断熱を考えた時、採光を保ったまま断熱性を上げるのが厄介です。透明なシートを貼ったり、出窓であれば二重に窓を作る方法が考えられます。しかし今回の場合は、出窓部分にテレビを置くため、テレビの後ろから光が差し込むと画面が見にくくなってしまうので、むしろ遮光したいです。
出窓に遮光カーテンを設置するのもありですが、カーテンだと窓とカーテンの間の空気が入れ替わってしまうので結露の問題はあまり改善しない可能性が考えられます。
そこで今回は窓を断熱材で埋めてしまう事にしました。断熱材により高い断熱性が得られるので、結露の問題を改善し空調の効率アップ、さらに遮光も出来るという一石二鳥の効果があります。今回はカネカのカネライトフォームを使って窓を埋めました。
上ではアマゾンへのリンクを張っていますが、この手の建材はホームセンターで買った方が送料も掛かりませんし、商品自体の価格も安いです。今回は910×1820×30と910×1820×20を1枚ずつ購入しました。
写真のように切り貼りして窓を埋めていきます。カネライトフォームはカッターナイフで簡単に切れるので施工が簡単です。接着はしていませんがサッシよりも数mm大きく切ってサッシに押し込むことで、カッチリ嵌め込むことが出来る様に工夫しました。
厚さ30mmと20mで、合計50mmの断熱材を入れましたが、薄っすら光が透けてしまい、カネライトフォームの薄ピンクに光ってしまう状態です。今回はこのまま施工していきますが、30mmと20mのカネライトフォームの間に、アルミフィルム等を挟んで遮光すれば改善できそうです。
出窓にテレビを設置する
テレビは普通に出窓に置くだけでも良いのですが、壁掛けテレビを移設するので金具も一緒に移設したい。ということで、出窓に支柱を設置して壁掛けテレビが設置できるようにしました。
DIYの味方ツーバイフォー木材を使って支柱を2本立てて壁掛け金具を取り付けます。2本の支柱は突っ張って固定しています。金具を固定するビスは石膏ボードの壁の時は6本でしたが、木材にしっかりネジが効くため4本に減らしました。
写真では支柱の台座に18mmの合板を置いています。当初合板は設置していませんでしたが、支柱を突っ張ると、出窓のボードが徐々に撓んでしまい突っ張りが効かなくなってしまったので、急遽底面に18mmの合板を設置しました。
台座の合板と支柱は突っ張りだけで固定していましたが、数日したら合板も撓んでしまったので、今はL字アングルも使って支柱を固定しています。台座と支柱を固定しするのであれば、天井の突っ張りは不要なのでは・・・という気がしますがあまり触れないでおきましょう。
こんな感じでテレビを設置しました。テレビをそのまま置くよりも、壁掛け金具を使った方が高さを自由に設定できるので、私の自宅の様に高い出窓にテレビを設置する場合も、ぎりぎりの低い位置に設置することが出来ます。テレビの台座を使用するよりも高さや角度を自由に設定できるのが、壁掛け金具の良い点ですね。
いろいろ改善したいところはありますが、とりあえず良い感じで設置出来ました。
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