Jabra evolve 40 レビュー

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Webミーティング用に会社から、ちょっと良い感じのヘッドセット「Jabra evolve 40」を支給されました。お値段は少し高めですが、テレワークで使ってみたら良い感じだったのでレビューを書いてみます。

お値段少し高め

いきなり値段のお話からです。
会社からの支給なので詳しい値段を知りませんでしたが、Jabraの公式サイトで確認したら定価11,000円でした。Jabraの製品って個人で買うにはちょっとお高いのですが、その分やりたい事が満足に出来る点でほんとに良く出来てると思います。
Amazonとかで見かける中華の激安ヘッドセットだと、肝心な音が悪かったり、こちらの声が不明瞭だったり、操作性が悪かったりしますが、Jabraの製品を選んでおけばその様な心配は皆無です。

Jabra公式サイト以外では、Amazonや楽天でも売っていますが、基本的に定価販売の様です。


片耳仕様のMonoもありますよ。

仕様

私が会社から支給を受けたのは両耳タイプのStereoで主な仕様は以下の通り。メーカーサイトからの転載ですが、そもそも大した事は書いてないです。

  • ヘッドセット帯域幅
    ワイドバンド
  • スピーカー帯域幅音楽モード
    HiFi
  • スピーカー帯域幅通話モード
    ワイドバンド
  • マイク帯域幅
    ワイドバンド
  • 認定
    規制承認: CE、FCC、KCC、RCM、UL、産業認定: Lync、Avaya、Cisco、Alcatel Lucent、Astra
  • AC 電源
    PC からの USB 電源
  • Bluetooth 対応デバイス
  • 接続 (ミニジャック、USB など)
    USB 2.0/3.0、3.5mm ピンジャック
  • コードの長さ
    コントロールケーブル: 95cm、HS ケーブル: 120cm

安物の場合は再生周波数を記載して高性能をアピールしますが、数値を書かない潔さが気持ち良いです。PCとの接続はUSBか3.5mmピンジャックの2パターンですが、後述の通りUSBで接続するのがおすすめです。

付け心地

 私は頭のサイズが大きめでヘルメットはL~XLサイズを着用する事が多いです。Jabra evolve 40は欧米人向けの設計なのか側圧が結構強めで、耳の上をパッドで押さえつける構造である事も相まって、頭の大きい私は1時間程度の使用で耳が痛くなってきます。
 またサイズ調整幅も若干狭く、最大限に伸ばして「あと1~2ノッチあれば耳にフィットするのにな~」という感じですが、おそらく大抵の人には過不足のないフィット感だと思います。

USBコントローラー

 USBコントローラーには、通話ボタン、ミュートボタン、ボリューム調整ボタン、ビジーボタンがあります。コントローラーの中央にある「Jabra」ロゴのボタンがビジーボタンなのですが、これを押すとボタンの周りとマイクが付いている方のスピーカーが赤く光ります。(下の画像はビジー点灯状態です) このランプが光ることで「私取り込み中なの!」と周りにアピールできる機能なのですが、声をかける人からすると赤く光ってる事の意味が分からないので、大して意味はないと思います。周りにプレッシャーを掛けて忙しそうにしているアピールが出来ます。テレワークだと家人に「今は話しかけないで!」というアピールにも使えますね。
 まぁ会社にしろ家にしろ、そんなこと構わずに話しかけられますけどね!!

 ちなみに、低価格なヘッドセットにもボリュームやミュートの機能がありますが、Jabraのコントローラーはアプリケーションと連動しているので、ミュートボタンを押すとアプリケーション上のミュート表示も連動します。これがすこぶる使いやすい。
 Skype、WebEX、Zoomで使ってみましたが、それぞれのアプリケーションでちゃんとミュート表示が連動することを確認しました。こちらがミュート状態であることが相手からも分かると、回線不調で声が聞こえてないのか、単にミュートなのかが分かるので、意外と重要なポイントだったりします。

 また、ずっとミュートにしている事に気付かず一生懸命誰にも聞こえていないのにしゃべり続け、「〇〇さん聞こえてないですよ!」と言われ、焦って画面上のミュート解除ボタンを押したと思ったら間違えて退室してしまう、というミスが激減します。やっぱりこういうボタンは物理的なモノの方が良いです。

USBコントローラー経由の音質はミーティング専用

 USBコントローラーにはオーディオチップが搭載されています(PCに接続するとオーディオデバイスとして認識される)が、音声ミーティングに特化したチューニングらしく、音楽を再生すると音域が狭く解像度が低いと感じます。音楽を聴く場合は、3.5mmピンジャックをPCに接続したほうが、再生周波数が高く音質が良くなります。

 ヘッドセットから伸びるオレンジのケーブルが若干固いのと、このケーブルが椅子とか机等に触れた時の音(俗にケーブルノイズというやつ)が結構大きいのが少し残念ですが、基本的に着席して使うものなので大きな問題では無いと思います。

マイクは使わないとき収容できる

 Jabra evolve 40 Stereoには左右の指定がありません。発売当時のengadgetの記事を読むと「音楽などのエンタメにも使えるヘッドセット」と記載されているので、左右指定があっても良いと思いますが、そこはビジネス使用を優先しているのでしょう。

 左右指定がないためマイクは左右どちらでも使えるように300度くらい動くようになっています。オーバーヘッド部分にマグネットが内蔵されており、マイクを使わない場合には、オーバーヘッド部分にくっつけて収納することが出来ます。

 先の記事には「通勤中に音楽などを楽しむ際にも違和感の無いデザインとなっている一方で、オフィスに着いたらUSBインタフェース(インラインコントローラ)経由でPCと接続、仕事用のヘッドセットとして使用できます。」と書かれており、オンでもオフでも使うことを想定しているようです。

 通勤中に電話がかかってくる、出先でWEBミーティングするといった場合にも、さっとマイクを出して対応できます。やらないと思うけど。

Web会議の音質は素晴らしく良い

 スピーカーの音質は人の声が聞き取りやすいようにチューニングされているようで、発言が明瞭で聞き取りやすいです。音楽のヘッドホンの場合は低音が出すぎていて、人の声が聞き取りにくかったり、長時間の打ち合わせだと耳が疲れる事があると思いますが、Jabra evolve 40ではその様な心配は皆無です。また、マイクはノイズキャンセル機能を搭載しているので、こちら側の声も明瞭に届いている(らしい)です。

 ただし、先の記事で書かれいる「通勤中に音楽などを楽しむ」という使い方をしようとすると、その音質にがっかりしてしまうので、メーカーの意図とは反して仕事用のヘッドセットとして扱うのが良さそうです。

総評

 オーディオでも使えますよ!というメーカーの主張を期待していると、ちょっと残念な部分がありますが、オンラインミーティング専用のヘッドセットと割り切った場合、若干高い値段設定も納得の基本性能です。特にSkypeに準拠したコントローラー部分、人の声を届けやすく聞きやすい事を主眼にしている点はシンプルに使いやすさにつながるといえます。

 じゃぁ自腹で買うのか、と考えた場合は、bluetooth接続の通話可能なワイヤレスヘッドホンで代用した方が、お財布的には幸せです。相手に聞き取りやすい声で聞こえているかという観点では疑問ですが・・・

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