ビンディングシューズの修理

自転車
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もう3年くらい使っているDIADRAのビンディングシューズの底が剥がれてきたので修理してみました。底がカーボンプレートで靴はファブリックのため、使用する接着剤のチョイスが難しいです。

ビンディングシューズの底がはがれた

なんか最近歩きやすいなぁと思っていたのですが、よく見ると靴底のビンディングを取り付ける部分がごっそり剥がれていました。底はカーボンプレートになっていて、踵を覆う部分はPPっぽい素材です。PPは難接着素材なので、これがそもそもの原因の様な気がします。

べろーん

今までにも剥がれかけていた事があり何度が接着剤で張り付けなおしていたのですが、今回はかかとの大部分が剥がれる事態になっていました。という事で本格的に補修します。靴の修理で使う接着剤と言えばコレ!!

コニシボンドのG17
なんといっても使いやすく接着力も超強力で、かつ値段が安いのが良いです。


amazonでも売っていますが量が多く一般的なご家庭だと使う頃には口が乾いてガチコチになることが良くあるので、ホームセンターで売っている20mlタイプが使いやすいです。100円くらいですし。

ボンド G17の使い方

しかし強力なはずのG17では上手くくっつかない!という方も多いはず。それ、貼り合わせるタイミングが早すぎるのです。接着面にG17を塗布してからしばらく乾燥させるのがコツです。

接着面を綺麗にする

まずは貼り合わせる面を綺麗にします。残っている接着剤を綺麗に取り除き、アルコールやシンナー等で良く脱脂します。油分が残っていると接着力が弱くなります。
頑張って綺麗にしました↓

両面に薄く塗る

綺麗になった接着面の両面に薄く塗り伸ばします

 「薄く」という部分に気を取られ、あまり綺麗に塗り伸ばせませんでした。薄くかつ「均一に」というのも意識して塗ってください。厚塗りしても接着力が高まるわけではないので、注意してください。

しばらく乾燥させてから張り合わせる

ここが重要です!!
張り合わせる前にしばらく乾燥させます。接着剤がベタベタしない程度に・・・というか「もう乾ききってるんじゃないか?」というくらい乾かします。今回の貼り合わせるまでに20分以上放置しました(夏季)

張り合わせ後は十分に圧力を掛けます。今回は靴底の張り合わせなので、靴を履いた状態で立って10分くらい圧を掛け続けました。これで綺麗に貼り付けできました。
だいたいこの手の接着で失敗するのは「乾燥時間が短すぎる」「圧力が足りない」の2点ではないでしょうか。これに気を付けて張り合わせれば超強力に接着できます。

底が完全にはがれた

2021年7月追記しました。
ついに全面が分離してしまいました。

 上記にG17を使用して接着したと記載していますが、踵の樹脂パーツが難接着素材であり、どうやって もすぐに剥がれてしまいました。数年経過し、ついにつま先部分の接着箇所まで剝がれてしまったワケです。
 最終的には2液混合型のエポキシ接着剤を使用することで、踵の樹脂パーツの課題をクリアすることが出来ました。


コメント

  1. […] 前回は強力接着剤の代名詞「コニシボンドG17」を使いましたが、残念がら割とすぐに剥がれてきてしまいました。革やゴムの接着ならG17と思って使いましたが、よく考えるとビン […]

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