パソコンの内部ってホコリが溜まりやすいのに、一度組み立てたらバラすのが面倒なので掃除をするのも億劫ですよね。そもそもホコリが溜まりにくいように対策していきましょう。
パソコンの内部にたまるホコリ
ゲーミングPCなど高性能なパソコンは、CPUはグラフィックボードから沢山の熱が出ます。これらを冷却するためにファンを装着して、PC外部から空気を取り込み、CPUやグラボから奪った熱で暖かくなった空気をPCの外へ排出しています。
部屋中に舞っているホコリを一緒に取りこんでしまうので、PC内部がホコリまみれになってしまうわけです。PCの性能が高いほど発熱が大きくなるので、冷却する空気もたくさん流れます。高性能なほどホコリが溜まりやすい宿命です。PC内部にホコリが溜まることで排熱が追い付かなくなり、性能低下や、最悪の場合は故障する可能性もあるので、定期的に掃除する必要があります。しかし、何も対策しないと、思ったよりも早くホコリまみれになってしまうんですよね。
パソコンのホコリ対策
パソコンのホコリ対策としては主に3つありますので、それぞれ解説していきましょう。
パソコンの設置場所を高くする
部屋の中でホコリが溜まりやすいのは床に近い場所です。空気中に舞っているホコリは、時間経過とともに落ちていき最終的には床に溜まります。パソコンを床に設置している場合、もろにホコリを吸うことになるので、パソコン内部にホコリが溜まりやすくなります。
対策としては、パソコンスタンドやラックなどを使って、床よりも高い位置にパソコンを設置するようにします。これだけでも、かなり改善するはずです。
パソコン内部の空気圧を正圧にする
いきなり難しいことを言っている様ですが、要はパソコン内部の空気圧をパソコン外部よりも高くします。パソコン内部が低い圧力の場合、ケースの接合部やねじ穴などから空気を吸い込むことで、穴という穴にホコリが溜まってしまいます。
パソコン内部を正圧にする方法は実は簡単です。吸気用のファンを排気用のファンよりも多く取り付け、吸い込む空気の量が吐き出す空気の量よりも多くなるようにします。排気用ファンが2つなら、吸気用ファンは3つけます。もし吸気ファンと排気ファンが同じ数であれば、ファンコントローラで、吸気用ファンの回転数を、排気ファンよりも高めに設定することでもOKです。
フィルターを取り付ける
パソコン内部を正圧に保った場合、空気は吸気ファンからのみ流入することになります。つまり吸気ファンの前にフィルターを取り付ければ、パソコン内部へのホコリの侵入の大部分を防ぐことが出来ます。取り付けるフィルターはPC用のものがオススメです。
しかしもっとオススメなのは、換気扇用のフィルターです。汚れたら簡単に交換できますし、5枚入りで350円程度ととても安価です。同時にフィルターがファンに巻き込まれないように、ファングリルも装着しましょう。

私の場合はグリルではなく台所にあった竹串で代用しました。

ファン以外の穴を塞ぐことも忘れないようにしてください。私の場合はフロントは120mmファンを3基取り付けられるようになっているのですが、冷却がそこまで厳しくないのでフロントファンは2基にしています。空いているファン1基分の穴はプラ板などで塞ぎました。これでファンの前後で空気が循環するのを防止します。たったこれだけで冷却効率が爆増します。配線用の小さな穴もアルミテープで塞いでおきます。

完成形はこんな感じ。吸気2基、排気1基のファンだけで十分冷却できるため、天面の排気ファンは外してしまい、空いた穴はプラ板で塞いでいます。

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