ひょんなことからDELL XPS 420というデスクトップパソコンを手に入れました。Windows Vistaなんていう懐かしいシールが貼られているので、ひょっとしたら自宅で使用しているPCのパーツを移植すればまだまだ使えるマシンになるかも!?という事で分解整備する事にしました。
まずは全景
ここ10年くらい自作PCは触ってなくて、仕事でPCを山ほど組んでいたのもNet Burst世代が最後です。修理メインの仕事に移動したときはCore 2世代も辛うじて触りました。XPS 420はそんな頃のマシンですね。
こいつはBTXという規格を採用したマシンです。ケースを開ける時に通常とは逆側のフタが開いて焦りました。
BTXはNet Burst系CPUが熱問題で頭打ちになっていた頃に出来た規格で、エアフローを重視したパーツ配置になっていますがその後CPUの省電力化やマルチコア化が進み、ATXでも熱の問題が解決したため流行ることはありませんでした。
この写真ではあらかた埃を取りましたので綺麗なものですが、手元に来た直後は内部は埃まみれでした。
メモリ
メモリはDDR2を採用していてスロット数は4本あります。
本機の構成は1GB×4枚の合計4GBになっています。Windows10になり一気に64bit化が進んでいる現在では少し心もとない容量なので、2GB×4枚で8GBの仕様にしたいですが、手元には2GBが2枚しかなく当面は6GBでの運用になる予定です。
掃除機で埃を吸い取り接点復活剤で磨いて2枚はXPS420へ、あとの2枚はパーツ交換用マシンと入れ替えました。
CPU
Core 2 Quad 9300が搭載されていました。
手元にCore 2 Quad 9650がありますのでコレに換装します。クロックは2.5GHz→3.0GHzへパワーアップします。
幸いにも手持ちと同じ世代のCPUが搭載されていましたので、恐らくBIOSバージョンアップせずとも動作すると思われます。
ちなみにヒートスプレッダーに付着したシリコングリスは接点復活剤を使うと溶けるためサッと拭き取ることが出来ます。あとはメタノールで残った油分を拭き取れば完璧です。
GPU
XPS 420はBTOでグラフィックボードが選択出来るようになっていたようで、本機にはGeforce 8800GTが搭載されていました。
後でWindows10をインストールしてテストしたところCode43が出て動作しなかったため物理故障の疑いが濃いです。
最新のGeforce GTX 1050あたりに換装してみたいと思いますが、予算がないので手持ちのRadeon HD6450に交換します。
↓値段的にもGeforce 1050が丁度よいですね。最近はGPUと言えばTESLAやGRIDの話しかしないのでコンシューマー向けはさっぱり分からんです。
玄人志向 ビデオカードGEFORCE GTX 1050搭載 GF-GTX1050-2GB/OC/SF
玄人志向 |
玄人志向 ビデオカードGEFORCE GTX 1050Ti搭載 GF-GTX1050Ti-4GB/OC/SF
玄人志向 |
HDD
XPS 420を入手したときにHDDが搭載されたままでした。
フォーマットもされておらず前オーナーが使用していたデータも残っていたので、即取り外してHDD破壊機によって破壊して廃棄しました。
とりあえず手持ちで500GBのHDDがありましたのでコレを積んで動作テストを行いましょう。
いづれは250GB程度のSSDと2TB程度のHDDを積んで運用したいと考えています。
↓SSDもずいぶん安くなりました。
Samsung SSD 250GB TLCメモリ搭載 750 EVO ベーシックキット 2.5インチ 内蔵型 MZ-750250B/IT
日本サムスン |
バラせる部分はバラして掃除機で埃を吸い取り元に戻しました。
グラフィックボードは壊れているので交換が必要ですが、とりあえず動く状態にはなっています。
コメント
[…] ベースは以前に紹介したXPS 420です。 前回の分解作業でGeForce8800が故障していることが判明していたので、まずはこれを交換します。 […]