ゲーミングチェアを探していると、多くの製品が「レーシングカーのシート」のように体をタイトにホールドする設計を採用しています。しかし、「もっとゆったり座りたい」「ソファのようにくつろげる椅子が欲しい」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで注目したいのが、Bauhutte(バウヒュッテ)の「G-370」です。ポケットコイルを採用した座面と、フラットな設計により、これまでのゲーミングチェアにはない“ソファ感覚の快適さ”を実現しています。この記事では、実際にG-370を購入して使用している筆者が、その特徴や使用感、メリット・デメリットを詳しくレビューします。購入を検討中の方はぜひ参考にしてください。
Bauhutte「G-370」とは?特徴と基本情報
ゲーミングチェアといえば、レーシングカーのシートのように体を包み込む設計を思い浮かべる人も多いでしょう。しかし「窮屈に感じる」「もっとリラックスして座りたい」と思う方も少なくありません。そんなニーズに応えて開発されたのが、Bauhutte(バウヒュッテ)の「G-370」です。従来のゲーミングチェアとは異なり、ソファのような快適さと機能性を兼ね備えたモデルとして注目を集めています。ここでは、その特徴や仕様について詳しく紹介していきます。
ソファのようにくつろげるフラット設計
一般的なゲーミングチェアは、レーシングシートのように体を包み込む「バケット形状」が多く、長時間座ると窮屈さを感じやすい傾向があります。
一方でBauhutte「G-370」は、あえてフラットな座面と背面を採用。ホールド感が少なく、まるでソファに腰掛けるようにゆったりと座れるのが大きな特徴です。胡坐をかいたり、リラックスした姿勢をとれるのは、この設計ならではの魅力といえるでしょう。
ファブリックとPUレザーの2種類
「G-370」には、表皮の素材違いでファブリック生地の通常モデルと、PUレザー仕様の「G-370 PU」があります。ファブリックは通気性が高く、やわらかい質感で長時間使用に向いています。一方でPUレザーは高級感があり、汚れや水分にも強く、お手入れがしやすい点がメリットです。使用環境や好みによって選べるのは嬉しいポイントです。
ポケットコイル搭載の座面クッション
座面のクッションには、ソファやベッドにも使われるポケットコイルを内蔵。体圧を分散し、長時間座ってもヘタりにくい仕様になっています。従来のウレタンのみのゲーミングチェアと比べ、弾力性と耐久性が高いのが特徴です。しっかりした座り心地を好む人にとって、G-370は快適な相棒となるでしょう。
購入の決め手と開封後の印象
ゲーミングチェア選びで悩む人は多いですが、実際にどのポイントで決め手になるのかはユーザーによって異なります。ここでは、筆者が「Bauhutte G-370」を選んだ理由と、開封・組み立て直後に感じた第一印象をまとめます。購入を検討している方にとって参考になる部分があるはずです。
他のゲーミングチェアとの違い
これまで使用していたゲーミングチェアは、座面のクッションが早くヘタってしまい、長時間の作業では疲れを感じやすいものでした。また、多くのゲーミングチェアは体をタイトにホールドする設計のため、「ゆったり座りたい」という希望に合わないと感じていました。
その点、G-370はソファのようなフラットな座面と背面を持ち、広々とした座り心地を実現。姿勢の自由度が高く、ゆったりとした座り方ができるのが購入の決め手となりました。
生地の質感・デザインの良さ
G-370には「ファブリックタイプ」と「PUレザータイプ」があります。筆者はファブリックを選びましたが、届いた製品を見てまず驚いたのは生地の質感の高さです。見た目にも安っぽさがなく、手触りも柔らかで心地よく、インテリアにも自然になじみました。
組み立てて実際に座ってみると、想像していた通りの“ソファ型ゲーミングチェア”で、他の製品にはない独特の存在感があります。
座り心地を徹底レビュー
ゲーミングチェア選びで最も重要なのは「座り心地」です。長時間座り続けるアイテムだからこそ、快適さや疲れにくさが大きな価値になります。ここでは、実際にBauhutte「G-370」に座って感じた座り心地を詳しくレビューします。
ポケットコイルの快適な座面
G-370の最大の特徴は、ポケットコイルを内蔵した座面です。一般的なゲーミングチェアはウレタンのみが主流ですが、G-370はソファやベッドに使われる構造を採用しており、しっかりとした弾力がありつつ沈み込みすぎません。長時間使用しても座面がヘタりにくく、腰やお尻への負担が軽減されます。以前のチェアでクッションが薄くなり不快感を感じていた人にとっては、大きな違いを実感できるでしょう。
ゆったりと座れる広さ
従来のゲーミングチェアは、肩や腰をホールドするようなバケット形状が多く、「窮屈だ」と感じる人も少なくありません。対してG-370はフラットな座面と背面のおかげで、自由度の高い座り方が可能です。胡坐をかいたり、少し崩した姿勢でくつろいだりと、ライフスタイルに合わせたリラックスした座り方ができます。まさに「ソファのようなゲーミングチェア」と呼べる快適さがあります。
長時間使用でも疲れにくい理由
ゲームや作業を数時間続けても、体の一部に負担が集中しにくいため、疲労感を感じにくいのがG-370の魅力です。筆者の場合、以前の椅子では長時間使用すると肩こりや腰痛に悩まされていましたが、G-370ではそのような症状が大幅に軽減されました。座面の安定感と、ゆったりとした設計が相まって、体へのストレスを分散してくれるのです。
調整機能の使い勝手
座り心地に直結するのが「調整機能」です。リクライニングや高さ調整、アームレストの自由度があるかどうかで、作業やリラックスの快適さが大きく変わります。ここではBauhutte「G-370」の調整機能について詳しくレビューします。
150度リクライニングと注意点
G-370は背もたれを最大150度までリクライニングできます。作業の合間に軽く倒して休憩したり、仮眠を取ったりと幅広い使い方が可能です。実際に横になれるレベルまで倒せるのは大きな魅力です。
ただし、倒しすぎると後方に転倒しそうな不安もあるため、角度を調整しながら安全に使用するのがおすすめです。また、自宅で使用する場合はリクライニング全開で休憩するよりも、素直に畳や布団で横になる方がしっかり休息できます。
座面の高さ調整
座面の高さはガスシリンダーでスムーズに調整可能です。筆者の身長(170cm)では十分な調整幅があり、デスクワークにもゲームにも対応できました。座面の高さが合わないと足腰に負担がかかるため、この調整幅の広さは安心材料といえます。
アームレストの調整範囲
アームレストも上下に可動し、肘や腕の位置を調整できます。長時間のタイピングやコントローラー操作の際に、腕をしっかり支えてくれるのは大きなメリットです。欲を言えば、もう少し低く下げられるとより多様な姿勢に対応できると感じましたが、全体的には十分な機能性を備えています。
実際に使って感じたメリット・デメリット
どんなに魅力的な製品でも、実際に使ってみると「良かった点」と「気になる点」が見えてきます。ここでは、Bauhutte「G-370」を数週間使用して分かったメリットとデメリットを整理しました。購入を検討する際の判断材料にしていただければと思います。
胡坐もかける広々設計
最大のメリットは、広々とした座面です。一般的なゲーミングチェアでは難しい「胡坐をかく姿勢」が可能で、長時間座っていても体勢を自由に変えられます。姿勢の選択肢が増えることで、足や腰への負担が分散し、自然と疲れにくさにつながります。
疲労感の軽減効果
ポケットコイルによるしっかりとした座面と、フラットな背面設計のおかげで、数時間ゲームや作業を続けても肩こりや腰痛を感じにくいのが大きな利点です。特に以前のチェアで疲労感を抱えていた人ほど、違いを実感できるでしょう。実際に筆者も、従来の椅子では20分程度で肩に違和感が出ていましたが、G-370では快適さが格段に向上しました。
軋み音など気になった点
デメリットとして挙げるとすれば、背もたれに強くもたれかかった際の軋み音です。ネジの増し締めを試しましたが完全には解消できず、静かな環境では気になることがありました。逆に言うと普段使いで軋み音が出たとしても大して気になりません。座り心地や質感そのものには大きな不満はないので、この点が改善されればさらに完成度の高いチェアになると感じました。
付属品としてついてくるクッション(ランバーサポート)が、抱き枕的に使うならちょうどよい大きさなのですが、腰に当てて使うには大きすぎます。これは無くても良かったかなと思います。実際私は使っていません。
また、G-370にはオットマンがありませんが、これはデメリットにならないと思っています。仮にオットマンがあれば、リクライニングを倒し足を投げ出して寝ることが出来ます。しかし「150度リクライニングと注意点」で書いた通り、家で使うなら素直に布団で横になった方が良いです。なのでオットマンは無くて正解です。どうしても必要な人は「BOT-700P」を購入しましょう。
総合評価とおすすめできる人
ここまでBauhutte「G-370」の特徴や座り心地、実際に使用して感じたメリット・デメリットを紹介してきました。最後に、総合的な評価と「どんな人におすすめできるか」を整理します。
★5評価の理由
筆者の総合評価は満足度★5です。最大の理由は、ポケットコイル入りの座面による快適さと、ソファのように広々とした設計です。さらにファブリックの質感も高く、インテリアに自然となじむ点も好印象でした。価格はAmazonで4万円台前半と、一般的なゲーミングチェアよりやや高めですが、その分を上回る満足感があります。
どんな人に向いているか
G-370は、特に以下のような人におすすめです。
- ゆったりと座りたい人:ホールド感が少なく、自由度の高い座り方が可能。
- 長時間ゲームや作業をする人:ポケットコイルと広々設計により、疲労感を軽減できる。
- ソファ感覚でくつろぎたい人:胡坐をかいたり、リラックスした姿勢を取りたい人に最適。
逆に、レーシングシートのようにしっかり身体をホールドするタイプが好みの方や、コンパクトな椅子を求める人には合わないかもしれません。
価格に見合う価値はあるのか
結論から言えば、価格以上の価値がある製品です。確かに4万円台という価格はエントリーモデルより高いですが、ポケットコイルの耐久性や座り心地、そしてソファのようにくつろげる設計を考えると、長期的に見て十分に投資する価値があります。毎日の快適さを支える家具として考えるなら、コストパフォーマンスは高いと言えるでしょう。
まとめ
Bauhutte「G-370」は、従来のゲーミングチェアとは一線を画す「ソファ型の設計」と「ポケットコイル座面」が最大の魅力です。ゆったりとした座り心地で長時間の使用でも疲れにくく、胡坐をかける自由度の高さも他の製品にはない特徴といえるでしょう。
一方で、背もたれの軋み音や価格がやや高めという点はありますが、それ以上に快適さと満足感を得られるチェアです。
総合的に見て、**「ゆったり座りたい」「ソファのようにくつろぎたい」「長時間快適に作業やゲームを楽しみたい」**という方に強くおすすめできる製品です。
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