HP OMEN 15(2020年モデル)のゲーミングノートパソコンレビュー

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 ここ最近フォートナイトの記事を多めにアップしていますが、遂に、というか、漸くパソコンを新調することにしました。12年前に発売されたCore2 Quad Q9650搭載マシンに延命を重ねて使ってきましたが、最新世代のゲーミングPCである、HP OMEN 15(2020年モデル)を購入したので、その性能や特徴を評価します。

2021/9/14追記

 AMD Ryzenを搭載したHP Pavilion Gaming 15 の2021年モデルを購入しました。レビュー記事を書いていますのでこちらもぜひご覧ください。
HP Pavilion Gaming 15 AMD (2021)の自腹購入レビュー

HP Directの納期

 2020年9月8日にHP DirectplusでOMEN15を発注して9月16日に到着しました。レビューサイト等でHP Directは納期が遅い等と書き込まれているのを見ましたが、私の場合は1週間程度で到着しました。商品の在庫状況によって納期が大きく変わるようですね。発注時に在庫ありの商品を選ぶのが短納期のコツの様です。

購入したOMEN 15のスペック

 2020年モデルのOMEN15には「スタンダードモデル」「パフォーマンスモデル」「ハイパフォーマンスモデル」の、3つの機種があります。私が購入したのは「スタンダードモデル」で最も廉価かつスペックの低い機種です。しかし、スペック的には充実していて、同等スペックの競合他社製品よりリーズナブルな価格設定なので、コスパはメチャクチャ良いと思います。

【スペック】

  • OS: Windows 10 Pro (64bit)
  • CPU: Intel Core i5-10300H(4Core/8Thread, 2.50-4.50GHz)
  • MEMORY: 16GB
  • GPU: NVIDIA GeForce RTX 2060
  • Display: 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ(300Hz、1920×1080)
  • SSD: 512GB
  • HDD: 1TB
  • Wi-Fi: IEEE 802.11ax

 OSがHomeではなくProなのが地味にイケてます。家で使うのであれば正直どっちでも良いのですが、何かしら実験したいときにHyper-Vが使えるのはメリットかと思います。

 スペック間の違いですが、「スタンダードモデル」に対し「パフォーマンスモデル」はCPUがCore i7-10750H(6Core/12Thread)に変わり、最上位の「ハイパフォーマンスモデル」はさらにGPUがGeForce RTX 2070 SUPERにグレードアップします。

 スタンダードモデルでもCore i5とRTX2060を積んでいるので、十分なスペックだろうと思って購入しましたが、よくよく見てみるとCore i5-10300Hは4Core仕様なんですね。デスクトップ版のCore i5と同じく6Coreだと思い込んでいたので、パフォーマンスチェックをした時に間違って発注したと思ってしまいました。
 デスクトップ系のCore i5と同等が欲しいという考えであれば、中間の「パフォーマンスモデル」(Core i7-10750H)を選択するのが正解だったようです。

開封の儀

珍しく動画を撮ってみましたので開封動画っぽく編集しました。
ゴテゴテと付属品がついてこないのは好印象です。ACアダプターがデカイですが、消費電力が大きいので仕方ないですね。

OMEN 15のディスプレイ

 ディスプレイは15.6インチのフルHD液晶です。注目するところは300Hzという高いリフレッシュレートである点です。正直言ってCore i5-10300HとRTX 2060の組み合わせでは300Hzをフルに生かすことは難しいですが(ゲームにもよる)、WebブラウジングやOffice系ソフトの操作でも高リフレッシュレートの恩恵は受けられると思います。

 IPS液晶を使用しているので視野角が広いのですが、そもそもノートパソコンは真正面から画面を見る使い方しかしないので、IPS液晶のメリットを感じることはあまり無いかもしれません。

メモリー、SSD、HDD

 メモリーは16GBもあるので、普段使いで不足することはまず無いです。フォートナイトをプレイしている時でも十分な空きを確保しています。万一メモリーが不足する場合でもスワップ先が高速なNVMe SSDなので、メモリ不足を意識することなく使用することが出来るでしょう。昔のパソコンはメインメモリーが少なくHDDも遅かったので、一度スワップが発生するとフリーズしたかのように遅くなることが良くありました・・・

 そんな高速なNVMe SSDですが、容量は512GBと現在では標準的な容量です。昨今のゲームはやたらディスクを消費するものが多いので、512GBでも不足するかもしれません。その場合はDドライブとして搭載されている1TBのHDDにゲームをインストールすることも選択の一つです。

キーボード

 安いゲーミングノートPCだと、英語キーボードをベースにしたEnterキーが横長の物もありますが、OMEN 15は標準的な日本語キーボードのレイアウトでクセがなく打ちやすいです。ストロークもノートパソコンとしては標準的で、打鍵感はカッチリした印象です。
 ゲーミングキーボードにはよくある、LEDイルミネーションがOMEN 15でも採用されています。ギラギラしていて鬱陶しいので個人的には全消灯または低輝度ホワイトに設定したい所です。OMEN Command Centerというアプリケーションがインストールされていて、キーボードイルミの設定変更が可能です。私の様にギラギラしたのが苦手な人にも優しい仕様ですね。

インターフェース

HDMI 2.0 出力端子 × 1
Mini DisplayPort × 1
USB Type-C × 1
USB3.1 × 3
LAN × 1
ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート ×1

 外部インターフェースは基本的に本体左側面に集中しています。USBが3個しかないのでUSBハブは用意した方が良いかもしれません。私は、Logicool G433SteelSeries Apex TKLHyperX Pulsefire Surge、ゲームパッドを接続しようとしたらUSBポートが足りなくなって、AnkerのUSBハブを購入しました。
 Wi-Fi6を搭載しつつも有線LANも付いているのはありがたいですね。宅内も何かとWi-Fi機器が増えていて混みあうことが多いので、有線に逃がすころが出来るのは意外と助かります。

意外と大きい動作音

 OMEN 15は20mmという薄い本体にハイスペックを詰め込んでいますので、必然的に排熱が厳しく大量のエアフローで熱を外部に排出する必要があるのですが、ファンと送風音がなかなかデカイです。ゲーム中はヘッドセットを使用しているので全く気にならないですが、ヘッドセットを外すと「そんな頑張ってたの!?」と思うくらいの音が出ています。
 また、本体そのものが高温になるので、キーボードやパームレスト部分もなかなか熱いです。冬場はちょうど良い塩梅の温かさですが、夏場では厳しいと思われます。とはいえ、キーボード&マウスを使用するゲームは、基本的に外部キーボードを使うシーンが多いと思うので、大して気にならないはずです。

本体の底面から吸って
後方のダクトから排気します

本体底面から吸気する構造なので、ノートPCスタンド等を使って吸気しやすくしてあげると熱によるパフォーマンスダウンを防ぐことが出来ます。私も肩こり防止と熱対策でこんなスタンドを使用しています。

Fortniteでのフレームレートとレイトレーシング

 Fortniteの画質設定次第でFPSは大幅に変動するため、スクリーンショットや数値データは用意していません。DLSSを有効にして描画品質を「高」くらいに設定していれば、概ね120fps以上は出ています。GPUよりもCPUがボトルネックになっている様なので、RTX2060の性能を生かすには、やはり「パフォーマンスモデル」のCore i7-10750Hを選択した方が良かったようです。

 せっかくRTXが搭載されているのでレイトレーシングを有効にしてみましたが、30FPSあたりまでフレームレートが低下してしまうのでバトロワは無理です。クリエイティブモードで遊ぶくらいですね。ちなみにMincraft RTXもやってみました。通常のMincraftと比べて超美麗なグラフィックなのですが、他のユーザーとワールドを共用できないので、大して遊べないです。

 レイトレーシングは注目の技術ですが、有効にするとフレームレートが低下することや、まだあまり一般的ではないので少し時期尚早な感じも否めません。

ここで紹介した商品のリンク

HP Directplus -HP公式オンラインストア-





ここまで、私のノートパソコンの様に書いてきましたが、実は娘のノートパソコンなんですよね。普通にキーボード&マウスでフォートナイトやAPEX、マインクラフトで遊んでますよ。

コメント

  1. […] ら1年後。新たにHP Pavilion Gaming 15 AMDモデルを購入したのでレビューします。安価ながら性能が良く、コスパの良い製品ということが分かりました。昨年購入したOMEN 15のレビューはこちら。 […]

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