メルカリで「ジャンク」と名のついた自作PCを発見したのですが、説明を読む限り動作は問題なさそう。これをベースに将来的にCore i9 10900やZen3 Ryzenへのパーツ入れ替えを目論み購入してみました。
ジャンク自作パソコンを買う
メルカリで見つけたジャンクの自作パソコンです。スペックは以下の通り
- マザーボード:ASUS H97-PRO
- CPU:Core i5-4690 BOX (LGA1150)
- CPUクーラー:虎徹 SCKTT-1000
- メモリ:CFD W3U1600HQ-4G x 2
- 電源:玄人志向 KRPW-P630W/85+
- ケース:Antec P100
この仕様でBIOSの起動確認ができる状態で16,800円でした。ケース(Antec P100)だけで10,000円くらいなので、BIOS起動が確認できているのであれば黒字確定やん!って事で勢いで買ってみました。
現物チェック
出品者側でザッと掃除済みなのでぱっと見はメチャ綺麗でした。ただ、CPUクーラーにこびり付いたホコリがなんとも。。。
また、他人の家の臭い(カビ臭とホコリ臭)が染みついていて、動作チェック時にクシャミ連発です。配線も適当すぎなので分解して組みなおします。
清掃というか洗浄
電源ユニットは大してホコリが溜まっておらず、マザーボードもエアブローだけで綺麗になりました。ケースはマジックリン等を使って拭いても良いのですが、細かい部分に溜まったホコリを拭うのが面倒くさく、洗った方が手っ取り早いので風呂で洗うことにしました。
静音仕様のケースのためサイドパネルとフロントパネルの内側に吸音スポンジが張り付けられており、このスポンジが吸収した(他人の家の)臭いが酷い状態になっていました。スポンジは洗濯洗剤をふりかけて押し洗い、ケースのメタル部分やプラ部分はマジックリンを振りかけ刷毛で擦り洗いしました。
CPUクーラーもファンを取り外して水洗いしたところ、メタルの艶を取り戻すほどに綺麗になりました。フロントパネルとサイドパネルは乾かすため一昼夜屋外で陰干し。風通しを良くしておく事で、少しでも臭いを軽減させる狙いもあります。
組み立て
CPUはCore i5-4960で4core 4Threadです。動作クロックは3.50GHzです。6年半ほど昔のCPUなので旧世代過ぎるのですが、今までCore2 Quad Q9650を使っていたので、私としては6年分の進化です。
分解時にCPUグリスが厚塗りされていたので綺麗にふき取りました。私は昔から以下の手順でCPUグリスを除去しています。純正ヒートシンクについているグリス(カピカピに固まってしまうやつ)もきれいにふき取ることが出来ますのでオススメですよ。
- ざっと余分なグリスをティッシュでふき取る
- 接点復活剤を少量つけたティッシュでヒートスプレッダー表面に残ったグリスを溶かしながらふき取る
- アルコールで接点復活剤をふき取る
CPUグリスはアルコールには溶けにくいのですが、接点復活剤に含まれる石油系の溶剤には溶けるので、簡単に綺麗になります。残った溶剤はアルコールでふき取ればOK。
ソフマップで一番安いCPUグリスを買ってきて組み立てました。バカでかいCPUクーラーが付いていますし、オーバークロックする訳でもないので、純正程度のグリスで十分でしょう。しかし、このリテンションキットは、どこまでネジを締めれば良いのか分らんのでチョイ怖いですな。
フロントファンは2連ですが、配線はひとまとめにしてケース背面に引き込みます。
出来上がり
手元に来たときは適当な感じで配線されていました。多分出品時に電源ユニットの載せ替えなどをしたのだと思います。配線の殆どが前面に放り出された状態でしたが、Antec P100は裏面配線ができるケースだったので可能な限り配線を裏面に隠しました。
CPU補助電源のケーブルが短く背面に持っていけなかったことが惜しいです。延長ケーブルを使って背面に回すことも考えたのですが、第10世代Core+RTX30xx化または、Zen3 Ryzen + RDNA2化を目論んでいるので、割とすぐ組み換えする可能性があるので止めました。
また、前面に出ていたケーブルが背面に隠れたことでエアフローが改善するはずです。そもそもCore i5とGeForce GTX1050Ti の組み合わせは熱を気にする構成ではないので、何ならフロントの2連ファンは止めてしまっても問題なさそうです。
フォートナイトも快適になった
これでフォートナイトが快適にプレイできます。ちなみに、チューニング次第では中程度の設定でも常時60fps程度でプレイ可能です。「なんだ、60fps程度か」という感じですが、手持ちのモニターが60Hzなのでこれ以上はどうしようもないです。
そしてこれまで使用していたGeforceNOWと、操作性でかなり差がある事がわかりました。このPCよりもGeforceNOWの方がスペックは高いらしいですが、手元でゲームが動く環境とGeforceNOWでプレイ感の違いを比較したところ、エイミングのやり易さが全く違いました。
ゲームパッドを使うと違いが体感できないですが、マウスで操作する場合は雲泥の差となって体感できます。マウスを左右に早く振るとPCの場合は画面が追従しますが、Geforce NOWの場合はワンテンポ遅いです(特に右から左、左から右などの切り返しの反応に違和感がある)。これはネットワークの遅延が(10~20ms)により起こるもので、クラウドゲームの仕組み上避けることが出来ないものです。
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