MTBにチャイルドシートを取りつけた。子供乗せマウンテンバイク

DIY

子供が幼稚園に通うようになり、登園時に送っていくのは私の役目になりました。
しばらくの間は自分の通勤に合わせて徒歩で登園していたのですが、歩くのが遅い子供と一緒だと時間的に厳しい。。。と言う事で、チャリで登園しようと考えたのですが子ども乗せチャリなんそ買うお金がない。仕方ないので愛車のMTBにチャイルドシートを取りつける作戦を考えました。

荷台がない自転車にチャイルドシート?

 マウンテンバイクには後ろの荷台がありません。しかし私が所有するマウンテンバイクにはダボ穴があるので、荷台を取り付けることは可能です。荷台をつけることが出来れば、その上に子供乗せシートを取り付けることが可能です。
 ただし注意が必要なのは、荷台の耐荷重です。ダボ穴を使って取り付ける荷台の耐荷重は20~25Kg程度のため、子供が小さいうちは何とかなりそうです。

 さらに調べてみると、荷台が無くても取り付け可能なチャイルドシートがあることが分かりました。子供が大きくなったらチャイルドシートは外すので、荷台も不要になるはず。であればそもそも荷台は要らないよね、ということでこっちのほうが良さそうです。

 フレーム(シートポストが刺さっている部分)に治具を取り付け、そこから伸びるパイプにより荷重を支える構造の様です。しかし如何せんこれが高価で、モデルに寄りますが1万~2万円くらいします。

 そこでヤフオクを物色していたら、値段は3,000円くらい(その内送料が2,900円くらいなので、落札手数料逃れの出品ですな)で中華な品が出品されているのを発見しました。

中華クオリティだが使えないことはない

 早速注文して届いた商品を確認したところ、仕組みはメジャーな商品と変わらないです。製品の仕上げと精度が中華クオリティですが、まぁ値段が値段なので致し方ないですね。

速攻でチャリに取り付けました。
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フレームに治具を取り付け、治具にパイプを差し込みます。荷重の大半はここで支持します。
治具は樹脂製で、金型の合わせ面に思いっきりバリがあります。この辺の仕上げの粗さが中華感を醸し出します。
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しかし、治具だけで荷重を受けると、シートから延びる貧弱なパイプが曲がってしまうため、ひもを使って、サドルから子供乗せシートを吊るように固定します。
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意外と大丈夫そうな使い心地

 子供の体重は15キロありますが、上記の様な3点支持のお陰で案外しっかり取り付け出来ていて、上下方向の荷重に関しては不安はないと思いました。

 しかし、左右方向の支持力は弱いため、多少は左右に振れます。子供を乗せた状態で、子供乗せシートが左右に揺れると、走行ラインがフラつきます。と言っても子ども乗せ中にめいっぱい走るワケ無いので、速度を落として気を付けて運転すれば全然問題ないレベルです。

 また、子供の着座位置が高いので、普段よりも重心がかなり高くなります。今のところヒヤっとしたことは無いですが、サドルを上げまくって足付きが悪い状態なので発進時と停止時に気を使いますね。しばらくは子供の送り迎えがメインになりますので、踵がべた付け出来る程度にサドルを下げることにしました。

正立スタンドも併せて購入

正立スタンドも付けました。コレはかなり便利です。
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 自転車自体は正立しますが、スタンドの幅が狭いためバランスが悪く、子供を乗せた状態では自立することが出来ません。そのため身体で自転車を支えつつ子供を乗降させる必要があり、少しコツが必要です。

「とりあえず」の域を出ない中途半端さ

 MTBを子ども乗せ仕様に華麗に転身させようとしましたが、専用ママチャリに敵うわけもなく「取りあえず」の域を出ない中途半端なカスタムになってしまいました。送り迎えがメインならば、安全面を考慮して、素直に子供乗せ自転車を購入したほうが良いです。

 とまぁレビューを書いてきましたが、ヨメさんが3人乗り電動アシストを買おうと策略していますので子ども乗せMTBは早々にお役御免になる予定です。

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