Nextorage Gシリーズ NE1N1TBのレビュー

パソコン

子供が使用しているHP製のゲーミングノートPC OMEN 15(2020年モデル)のSSDが枯渇気味だったので、Nextorage製のSSD「NE1N1TB」を購入して換装してみました。ノートPCはPCIe 3.0×4仕様で、SSDはPCIe 4.0×4仕様です。SSDがオーバースペックなのは、将来的にPCを変えたときに使いまわしが利くことを考えた結果です。PC側がPCIe 3.0×3とはいえ、多少のパフォーマンスアップを期待していたのですが、逆に数値上のパフォーマンスは下がってしまいました。

Nextorageとは

Nextorageは、メモリー・ストレージ・ソリューション事業に特化した会社であり、2019年10月1日に設立されました。この会社は、ソニーにおけるメモリーストレージ20年の歴史を継ぐ技術者とスタッフ集団を中心に創られた新しい企業です。ソニー製品との相性も良く、ソニーストアで購入できるPS5用の増設SSDはNextorage製です。

Nextorage Gシリーズとは

Nextorage Gシリーズは、主にゲーマーやクリエイター向けのパソコンに最適な選択肢として提供されている、高性能なSSDです。Gシリーズには1TB、2TB、4TBの3つの容量モデルがあります。

Gシリーズは、PCI Express 4.0対応のNVMe SSDで、Phison製の「PS5018-E18」をベースにした8チャンネルコントローラを搭載しています。また、Micon製の176層3D TLC NAND型フラッシュメモリ採用により、高速な読み書きが可能です。

スペックは次の通り。
シーケンシャルリード(最大): 7,300 MB/s
シーケンシャルライト(最大): 1TBモデルは6,000 MB/s、2TB/4TBモデルは6,900 MB/s
ランダムリード(最大): 1TBモデルは750,000 IOPS、2TBモデルは1,000,000 IOPS、4TBモデルは940,000 IOPS
ランダムライト(最大): 全モデルで1,000,000 IOPS

HP OMEN 15(2020年モデル)

今回、Nextorage NE1N1TBを取り付けたのは、HP製のゲーミングノートPC HP OMEN 15(2020年モデル)です。標準では512GBのNVMe SSDが搭載されていますが、多数のゲームやアプリケーションをインストールしていて、空き容量が枯渇している状態でした。

このPCはIntel Core i5-10300Hを搭載しているので、PCIe 3.0が利用できます。Nextorage NE1N1TBはPCIe 4.0のため、このPCに対してはオーバースペックなのですが、将来的に他のPCに移行する場合にSSDは流用できると見込んで選択しました。

Nextorage NE1N1TB開封

とてもシンプルなデザインの箱を開封していきます

箱の中にはSSD本体と、Acronis True Imageのライセンスキーが記載された紙が入っているだけでした。Acronis True Imageに限らずですが、数多あるSSDから1つを選ぶときの理由として、バックアップ・クローニングソフトが添付されているかどうかが重要だと考えています。無ければ無いなりに、無料のクローニングソフトを使えばよいのですが、フリーツールの開発国は大体アレな国なので私は避けています。

クローニング

Crucial製のSSDでもAcronisが使えますが、Crucialの場合はCrucial製SSDがPCに接続されていないとアプリがインストールできない、または起動できない仕様です。Nextorageの場合はライセンスキーが付属しますので、Nextorage製SSDをインストールする前にAcronisを新ストールして使うことが出来ます。
そのため今回は、Acronisを事前にインストールして、後からNextorage SSDを接続してクローニングすることにしました。

PCに内蔵出来るSSDは1つなので、USBでSSDを接続できるようにUGREENのM.2 NVMe SSD 外付けケースを購入しておきました。余ったSSDもこれに入れて使うことが出来ます。ちなみにこのSSDケースはNVMe専用なので、M.2 SATA SSDは利用できません。クローニングソフトの開発国がアレとか言ってる割にケースはアレ国製です。ダブスタでごめんなさい。

こんな感じでインストールしてPCと接続しクローニングしました。

ベンチマーク結果

クローニングして、もともとSSDとNextorage NE1N1TBを入れ替えました。いつも通りCrystal Disk Markでベンチマークを取得してみました。結果はなぜかNextorageの方が数値が悪かったです。

標準搭載のSSDの場合。ちなみに標準搭載SSDはSamsung MZVLB512HBJQです。

下のスクリーンショットが、Nextorage NE1N1TBのベンチマーク結果です。全般的にリードのスコアが振るいません。シーケンシャルライトのみスコアが伸びています。

リードのパフォーマンスが振るわないので、OSの起動やアプリの起動が遅くなっているはずですが、特に体感できるほどの差が無いので、とりあえずこのまま使用してみます。

今回購入したSSDとSSDケース


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