DELL Inspiron 3670にSSDを追加する

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前回の記事でDELL Inspiron 3670の購入から納品?までをザックリ書きましたが、今回はDELL Inspiron 3670のSSD追加についてもう少し詳細を書きたいと思います。

DELL Inspiron 3670

改めて今回購入したDELL Inspiron 3670のスペックを記載します。

  • CPU:     Core i3 9100 (4core/4TH,MAX4.2GHz)
  • メモリ:  4GB
  • HDD:   1TB 7200RPM

巷の評価では「Core i3じゃ物足りん」と言われますが、動画編集やゲーム用途ならいざ知らず、普通にオフィス系アプリケーションやブラウザを動かすだけなら、Core i3 9100で何らパフォーマンスで問題になる事はありません。しかし、上記のスペックで物足りないのは、メモリの量とディスクのアクセス速度です。

DELLのサイトで購入時に、メモリ8GBとSSDが乗った仕様にカスタマイズ可能ですが、後から自分でメモリとSSDを増設したほうが割安です。限られた予算内で出来るだけハイスペックにしたいので、購入後に自分でカスタマイズすることにしました。ちなみに、このPCは父親に納品するものです。

Inspiron3670に搭載できるSSDはNVMe

Inspiron 3670には搭載できるSSDが2種類あります。
ひとつはHDDの代わりにSATAポートに接続するタイプです。もうひとつはマザーボード上のスロットに差し込むM.2のタイプです。

SATA接続のSSD

SATAポートに接続するタイプは2.5インチHDDと同じ形状で、SATAケーブル経由で接続するため扱いやすい反面、データ転送速度がSATAの規格で6Gbpsに制限されます。これでも十分に速いのですが、SSDが本来持っているデータ転送速度を生かすには遅すぎます。さらに、Inspironには予備の電源ポートが無いため、2.5インチSSDを追加するには、SATA電源の分岐ケーブルを別途用意する必要があります。

M.2のSSD

Inspiron 3670にはマザーボード上にM.2スロットがあるので、そこにSSDを増設しますが、ここで注意が必要です。
M.2用SSDにはSATA接続とPCIe接続の2種類が存在します。同じM.2ソケットですが内部のデータ転送の規格に種類があるためです。超ややこしいですが、「遅いやつ=SATA」と「速いやつ=PCIe=NVMe」があると考えればOKです。NVMeって何?って方はWikipediaをご覧ください。Inspiron 3670に使えるSSDはPCIe接続のもので、これならSSDの真価を発揮できます。なんかややこしいですが、そういうものです。

NVMe SSDはハイスペックな反面、連続でデータアクセスを続けていると発熱して、パフォーマンスが悪化する場合があります。(発熱による破損を防ぐため、強制的に性能を落とす機構があります)
高性能な状態で安定的に使用するため、放熱を促すヒートシンクを取り付けると安心できます。特に今回は自分の手元で使用するPCではなく、父親に納品するものです。故障の度に呼ばれるのも面倒なのでできる事はやっておきます。

Inspiron 3670にNVMe SSDを追加する

ながい説明でしたが、やっと増設作業の説明に入っていきます。

純正の状態では「M.2 PCI」と書かれたスロットが空いています。前項では規格のややこしい話を書きましたが、さらにややこしい事にM.2には「長いやつ」と「短いやつ」があります。デスクトップ向けは、大抵の場合長いSSDが用いられる事が多い様です。 マザーボード上に「2230」や「2280」と表記されています。
後述する今回購入したSSDも「長いほう」です。固定用のねじは短いほうの「2230」にセットされていますので、長いほうの「2280」に移動させておきます。

完成形はこんな感じ。
残念ながらSSDを固定するオスねじは付属していませんので、適当なM2のミリねじで固定します。(ややこしいですが直径2mmのネジをM2ネジといいます)
一応Amazonで探しておきましたのでSSDを買うついでに一緒にゲットしておくと良いかもです。

ここまで出来たら、HDDの中のデータをSSDへ移してUEFIでブートドライブを変更すればSSDから起動出来るようになります。

Inspiron 3670とNVMe SSDの組み合わせ、どんだけ速いの??

SSDへの換装後に、定番のベンチマークソフトである、Crystal Markでパフォーマンスをチェックしました。しかしその時のスクリーンショットを削除してしまったので、残念ながら掲載する事が出来ませんが、測定した数値は製品が持っている性能がしっかり出ている印象でした。
Windowsの起動は数十秒ですし、Officeアプリケーションの起動にも待たされる事がなくなったので、体感的にもストレスフリーなPCになりました。HDDから起動しているときは、最新型のPCとは思えないくらい遅く、ちょっと残念な気持ちになってしまいましたが、SSDに替えてからは動作がとても速く、達成感がありました。

お手軽な改造なので皆様もいかがでしょうか?

今回使用したパーツ

M.2 SSD



ヒートシンク


M.2 SSD取り付けキット


補助電源不要なグラフィックボードを増設すると、ゲームも楽しめますよ!

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