Ryzen 5 3600Xを搭載したジャンクPCを買ってみたら超当たりのマシンだった

パソコン

RTX3060からGTX970に変わった

 前回のブログで、嫁機に360mm簡易水冷を組み込んだ話を書きました。水冷ユニットを搭載するために、嫁機のケースをmicroATXサイズからATXサイズに替えたのですが、デスクの下にATXサイズのケースが収まらない事態が発生しました。そこで解決策として、私が使っているMicroATX機(RTX3060搭載)と、嫁機(GTX970搭載)を交換することにしました。
 CPU的にはほぼ同じスペックですが、GPUがRTX3060からGTX970にスペックが下がってしまいます。しかし、最近プレイしているゲームは原神だけなので、大して影響はないと考えつつ、嫁に恩を売る意味も込めてPCの交換に至りました。

 ところが実際に原神をプレイしてみると、派手なエフェクトが掛るようなバトルシーンで、RTX3060の時は今まで何も問題なくプレイ出来ていたのですが、GTX970に替えたらフレームレートの悪化やラグが発生する様になってしまいました。仕方がないのでフレームレートが維持できるように、画質を下げて回避しましたが、今までリッチな画面描画でプレイしていたので、なんだか物足りない感じは否めません。原神はプレイ画面が美しいことも評価ポイントなので、なおさらです。

フリマアプリで中古PCを購入した

 そこで、グラボを安く入手するため、中古(ジャンク)PCをフリマアプリで調達することにしました。ここ2年くらい、半導体不足や仮想通貨マイニングの需要により、市場でグラボが品薄な状況が続き、新品であってもメーカー想定価格よりも高額で販売される状況が続いています。代替策として、GTX970より高性能なグラボを搭載している中古機(ジャンク)を購入して、パーツ取りにすれば良いとの考えに至ったのです。いらないパーツは再放流してお金に換えて、より安価にグラボを手に入れる算段です。

 フリマサイトを物色して目を付けたのは、CPUにRyzen5 3600X、グラボにGEFORCE RTX3050を搭載したジャンクPCでした。ストレージを外したため、OSが起動しないというのがジャンクの理由でした。
 CPU、GPU、電源ユニットの単体価格の合計と比較して、かなり安い価格設定となっているにも関わらず何故かずっと売れ残っている様に見えたので、即決で購入しました。OS起動不可は、普通の自作erにとってはジャンクな理由にはなりませんが、他の情弱購入者に二の足を踏ませるには十分な理由の様です。

そしてRyzenに移行した

 届いたジャンクPCの梱包を解いて通電したところ、確かに起動しませんでした。まぁOS入ってないですしね。そこで、USB3.0のSSDを接続しWin11をインストールしてみたところ、特に問題なくWin11が起動しました。そのまま数時間使用して、動作に何も問題がないことも確認できました。ジャンクとは名ばかりで普通に使えるPCだったワケです。

 今まで使用していた自分のPCのCPUは、Intel第10世代のCore i5-10400Fで、このCPUの発売時期は2020年です。対するAMD Ryzen5 3600XはZen2という世代で発売時期は2019年です。第10世代CoreはRyzen Zen2の対抗として開発されていますし、モデルナンバー的にも10400Fと3600Xは対抗機種となります。(正確には、10400F対3600 / 10600対3600X かもしれません)なんの因果か、同じころに発売された、同じようなスペックの素材が手に入りました。

 ベンチマークを走らせたところ、性能は若干Ryzenの方が良さそうなことが分かりました。GPU以外はフリマサイトに再放流するつもりでしたが、これも何かの縁なのでAMDに鞍替えすることにしました。

 加えて次女のPCはAMD機なので、私と次女がAMD系、嫁と長女がIntel系のPCを使うことになるので、何かトラブルが起こった際の切り分けがしやすくなるので、リスクを分散できるメリットがあります。家でゲームに使うPCに対してリスク分散する意味は無いですが、新品購入して半年しかたってないCPUとM/Bを手放して、素性のわからない中古品のCPUとM/Bに変えるための言い訳です。

Intel系からAMD系への換装

 ということで、ジャンクPCの構成をまるっと、Corsair 4000Dに移植しました。SSDはIntel構成で使用していたものを、中身そのまま移植しました。起動出来るワケないよな・・・と思いながら電源オンすると、何事も無かったかのようにWindows11が起動できました。昔はIntelでもチップセットが違えばOS再インストールが必須でしたが、メーカーが違うプラットフォームに乗せ換えても動くとは驚きです。

 Intel系のドライバーやユーティリティをアンインストールして、代わりにAMD系のドライバーをインストールします。GPUはGTX970からRTX3050への変更なので、ドライバーの入れ替えは不要でした。

さっくり取得したベンチマークの結果は・・・
FF15ベンチ(高品質):6850
CINEBENCH R23:Multi 9505pts / Single 1283pts

後日談

このあと、GEFORCE RTX3050をRADEON 6750XTに換装したのですが、さすがにプラットフォームをIntelからAMDにかえ、さらにGPUをNVIDIAからAMDに構成変更したのに、OSは入れなおさずそのまま流用は難しかったようで、ゲームでちょっと負荷がかかると落ちる事象が発生しました。
サクッとOSを再インストールすることで、問題は解消しました。

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