Panaracer RACE A EVO4 TLCが製造上の不具合で回収された

自転車
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2019年の秋に履き替えたPanaracer RACE A EVO4 TLCですが、購入して1か月程度したときに販売店から製品回収のお知らせの連絡が来ました。この記事ではその顛末について記載します。

回収のお知らせが届く

今回タイヤを購入したWorldCycleさんから製品の回収についてメールでお知らせが届きました。詳細はPanaracerのニュースリリースに譲りますが、エアー保持性能の基準を満たさない製品が出荷されたとの事。
ただ私が使用している個体については先の記事に書いた通り、週に1~2回程度のエア補充で運用していて特に問題と思っておらず、問題が出たら連絡しようという程度の考えでした。

不具合は突然やってくる

10月末頃に不具合情報を入手してから2週間くらい経過した11月中旬。突如としてエア抜けが早くなりました。いつも通り通勤で使用していて出勤時は問題なかったのに、帰宅時に自転車を見てみると明らかにエアが抜けている状況でした。自宅までの自走は問題なく出来たので、急激な外気温の低下でエアが収縮した可能性も考え1週間程度様子を見ることにしました。
それからはエア漏れの症状は落ち着いていましたが、1週間を経過したころからまた酷くなりました。具体的には朝650Kpa入れて帰宅時には200Kpaくらいまで抜けてしまうといった症状です。(それでも自走で帰れるんだから大したもんです)一応シーラントを追加してみましたが改善する様子はなく、これはさすがに不具合が発症したと考え問い合わせ窓口へ連絡する事にしました。

代替用のタイヤをゲット

とりあえず製品はチェックのためにメーカーへ返送する必要があるので、代替のタイヤをゲットしないといけません。問い合わせ窓口へは代替品の手配が可能かを合わせて聞いてみましたが、生産停止中のため返金対応のみとの事でした。
という事で急いで代替品を用意しないといけなくなりましたが、この話はまた別の記事に書く事にします。

RACE A EVO4を取り外す

代替のタイヤを準備できたのでまずはRACE A EVO4を取り外します。まさか2か月も経たないうちに外す事になろうとは思ってもいませんでした。
タイヤの取り外し時に中に入っているシーラントをぶち撒けてしまうと大変なのでどうやって外そうかと思案した結果、風呂に持って入って外す事にしました。ホイールも洗えて一石二鳥です。

シーラントの膜が張っていない

エア抜けの症状はフロントタイヤのみ発生していたので、まずはフロントからタイヤを取り外す事にしました。実はシーラントが抜けきっているのではないだろうか・・・そんな事を考えて外してみたとろシーラントの量に問題はなく、ビートに傷が入っているというような取り付け時の不具合も見当たりませんでした。
そしてリア側のタイヤを外してみたところ、明らかにフロントと異なる点があることが分かりました。写真で見てみましょう。

フロント
リア

上がフロント、下がリアの画像ですが、フロントタイヤの内面にシーラントが形成するはずの空気保持の被膜がありません。この被膜が無いためにエアー抜けが早かったものと思われます。試しにリアの被膜を爪でこすってみたところ・・・

形成された被膜を剥がす事が出来ました。明らかにフロントには形成されていないものです。

終わりに

今回はちょっと残念な結果になってしまいましたが、また別のタイヤを選ぶ楽しみが増えたという事で前向きに考えましょう。
また機会があればPanaracerの製品を使ってみたいですね。

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