SOUNDPEATS Truengine2の忌憚ない実機レビュー

家電・PCガジェット

2019年10月にクラウドファウンディングで予約していたSOUNDPEATSの新作ヘッドホン「Truengine2」が、メーカーアナウンスよりも早く2019年12月末に手元に届きましたのでレビューします。

想定より早く届いた

マクアケでの締め切り後SOUNDPEATS運営から度々活動報告がアップロードされ2019年末に発送し2020年の年始に手元に届くとアナウンスされていましたが、年末年始の物流混雑にも負けず12月27日に届きました。予約順に発送しているらしく、予約開始直後に申し込みをした私は他のユーザーよりもちょっとだけ早くゲット出来たようです。嬉しくなって思わずツイートしてしまう始末。おそらくツイッター史上最速の到着報告。

Truengine2を開封する

これまで購入した、 ForceQ35 ProTruefree+とは異なり、外装がちょっとばかし綺麗です。前述の3製品に比べ高価格帯である事が理由でしょうか・・・

封を開けると取扱説明書と製品本体と付属品が出てきました。

本体にはイヤーフックがついており運動中の使用などで動き回ってもズレにくくなっている様ですが、カナル型なのでイヤーフックなしでも特に問題ない様な気がします。

充電ケースはUSB TypeCポートで5V-1A入力に対応しています。私はUSB充電タイプを選択しましたが、ワイヤレス充電に対応したケースもあります。
稼働時間はイヤホン本体のみで最大7時間、ケース側バッテリーを合わせると30時間なので、私の使い方だと充電は2週間おきでも十分なはず。しょっちゅう充電するならワイヤレス給電機能があればうれしいですが、特にメリットを感じないので普通のUSB充電タイプを選択しました。

デュアルドライバーの見た目がすごい

Truengine2には音を再生するドライバー(スピーカー)が高音用と低音用の2つ搭載されおり、これが最大の特徴です。この二つのドライバーを効率よく鳴らすため音声信号を分離するのが「Crossover」という技術だそう。メーカーの言い分は以下の通り

Crossover™(クロスオーバー)とはSOUNDPEATSが独自開発した音質向上技術で、実用新案登録済みです。

異なる周波数の音声シグナルを別々のドライバーへ送って高・中・低の三音域をバランスよく分離させることで、音質を大きく高めることができます。

https://www.makuake.com/project/truengine2/

2Wayや3Wayスピーカーのクロスオーバーネットワークと何が違うのかわかりませんが実用新案を取得しているそうです。完全ワイヤレスで実現したのが新技術なんでしょう。
ちなみにこのデュアルドライバーの部分はスケルトンになっていて外から見える様になっています。これ見よがしな感じですが所有欲をそそるデザインです。

Truengine2のデュアルドライバー部分
実物を見たとき思っていたよりもドライバーの径が小さいと感じました

ドライバーはベリリウムでできており軽量かつ高剛性でスピーカーの材料としては最適との事。しかし引用部に書かれている「生き返ったように感じます」を読むと、私たちが今まで聞いていた音楽は死んでいたのかと思いますね。もうちょい書き方があるだろう。

ベリリウムは非常に軽量でありながら大変丈夫で、スピーカーに最適な材料と言われています。高音部はクリアで、キンキンと耳に響くこともありません。さらにコンポジットダイヤフラムドライバーによるパワフルで深みのある低音をプラス。いつもの音楽が生き返ったように感じます。

マクアケ https://www.makuake.com/project/truengine2/

さっそく耳に突っ込んでみる

イヤーパッドはこれまでに手にした ForceQ35 ProTruefree+ と比較して少しコシがあります。とはいえ何時も愛用しているSONYのハイブリッドイヤーピースと比較すると柔らかく、Lサイズに変えてもどこか頼りない感じがして、内耳への密着感が少し薄いです。まぁイヤーピースは好きなものに換えれば良いですし、そもそも消耗品なので出来栄えは気にしません。たとえこんな感じでひび割れがあっても気にしないのです。

私はイヤーフックは取っ払ってしまう派なので試しに外したところ装着感はイマイチでした・・・Mサイズを装着すると抜群に良い装着感を得られたのでちゃんと付けておくことにします。
このイヤーフックはFreebitというヨーロッパのメーカー(DTIのフリービットとは違うよね)と協力し、数万人の耳の形状を分析して設計したそうです。そこまでして設計者が頑張って作った物なのでありがたく使わせていただきます。

皆さん気になる音質のレビュー

初めに断りますが、レビューは筆者の主観がバリバリ入っています。自分でお金を出して買って、自分の好きなサウンドと比較して感想を書くのだから当たり前です。
マクアケでのクラウドファウンディング開始後、2019年12月に入って国内のYoutuberやブロガーがこぞってTruengine2のレビュー記事をアップしました。メーカーから提供された製品のレビューなので当たり前ですが、皆さん大絶賛の内容でした。私のレビューは正真正銘の自腹購入なので自分の主観に沿った忖度ナシの内容です。

入手直後の音質

モノを手にした12月27日、テンションが上がっていたためファーストインプレッションは「すげー良い音」と感じましたが、3分も経たないうちに「イマイチというかダメじゃね、これ?」に変化しました。

それぞれの音域に最適なデュアルドライバーが音を鳴らすのだから高音質に違いない、そう考えていましたが、実際にはドンドコ前に出てくる低音に全く鳴らない高音が組み合わさりクリアな音質など程遠い。特に中~低音が最悪で音の輪郭というか解像感が全く感じられないのです。
良い音を聞き分けられる耳は持ってないですがこれは酷い。 おそらくエージングしないと使えないのだろうと考えましたが、12月にレビュー記事をアップしまくっていたYoutubeやブロガーは、開けた瞬間の音で「良い音!」とか「ドンシャリ系」とか言っててアホだと思いましたね。とりあえず「ドンシャリ」と言うておけばカッコ良く批評している気になるんでしょう。シャリのシャも出てねーよ。

さて、慣らしが済むまでとはいえ鳴らない高音を何とかしたいと思い、普段は使わないイコライザでTreble Boosterをオンにしてみましたが余計に聴き辛くなってしまいました。そこでBass Reducerで低音域を押さえたらちょっとマシになったので、このまましばらく運用することにしました。そういえばクルマのオーディオの時もそうでした。出てるとこをヘコましてバランスをとるのが基本ですね。

10時間経過後の音質改善

いろいろなイヤホンを持っている割に、自転車通勤なので生活のシーンでイヤホンを使うのは犬の散歩の30分くらいだけだったりします。Q35ProやTruefree+と比較しながら1~2週間経過したころ(使用時間3時間くらい)に多少ですが高音が出る様になってきました。それに伴い前に出すぎと感じていた中低音が落ち着いてきて(出るとこが出てきたので引っ込んだように感じてるだけかも)、イコライザーをオフにしても聴ける様になりました。通算10時間を経過したくらいから、しっかり中~高音が鳴るようになり、問題なく実使用できるようになりました。

この時点での感想としては、低音はキレが出てきたように感じます。最初はだらしなく煩いだけの低音(俗にブーミーというやつ)でしたが、歯切れが良くなってきました。低音寄りの中音域は少しまだだらしない感じはあります。問題だった高音はメリハリの利いた伸びのある音に変わりました。艶感(というのかわからないですが)がまだ足りないですが、中音と合わせてエージングで改善していくことを願います。

音質はOKだが音量が不足している

先に「ドライバーの径が小さい」と書きましたが、小さい本体内に2個のドライバーを並べているため小径にならざるを得ません。ドライバーの径が小さいという事は空気を振動させる面積が少ない=パワー(音量)が低いであり、シングルドライバーの製品と比較して絶対音量が不足しています。
Truengine2は無理に大音量で鳴らすよりも小さめの音量の方が音の輪郭がきれいに表現できるように感じます。
カナル型のため音漏れが少なく小さいパワーでも効率よく聴けるので通常運用では問題ないのですが、1曲だけバカみたいに大音量で聴いて頭の中を真っ白にしたい!!というシーンでは能力不足かもしれません。しかしもし普段使いで音が小さいと感じるならイヤホン使い過ぎの難聴の可能性があるのでお医者さんに相談しましょう。

Bluetoothの安定感は良い

Truengine2はQualcom QCC3020を搭載していてBluetooth5.0に対応しています。

また、チップにクアルコムQCC3020を搭載することで、最先端クラスのスペックを実現しました。Bluetooth 5.0接続で通信速度と範囲が飛躍的に向上。前作のTruengineより音質がクリアになっただけでなく、高い低遅延安定性を発揮しています。

マクアケ https://www.makuake.com/project/truengine2/

以前の記事でBluetoothのバージョンと音質には直接的な関係が無いことは書いています。しかしマクアケの引用部には「音質がクリア」と書いています。これは日本語の読み方で、Bluetooth5.0は「高い低遅延と安定性」にかかっていて、音質はBluetooth以外の部分で良くなったよと書いているのだと思います。ちょっと錯誤を狙った文章ですよね。

さて音質には違いを与えないBluetoothのバージョンですが、接続の安定性は前述のQ35ProやTruefree+を上回っていることを実感しています。
犬の散歩コースで毎回確実に音切れが起こる場所があります。原因はわからないのですが周囲の民家から2.4GHz帯の強い雑音(技適とってない海外製品の無線監視カメラとか・・・)が出ているのだと思います。
Truengine2はその問題の場所で音切れも遅延も起こさず、安定して音楽を聴くことが出来ます。人の多いところでも安定しているので完全ワイヤレスにありがちな混信による使いづらさもありません。

そのほかの機能

私があまり気にしていないというか使ってない機能をざっくり紹介します。

タッチによる操作

本体側面に静電容量センサーを搭載しているらしくタッチで操作できますが、正直タッチの仕方を覚えるのが面倒なので使えません。ポケットからiPhone本体を取り出して操作した方が楽です。

ノイズキャンセリング

これも錯誤っぽいですが、ノイキャンは音声通話だけに適用されます。海外ブログでは結構効果がある様な事が書かれていますが、音声通話なんて1~2か月に1回くらいしかしないので効果の程は分かりません。

片耳モード

実は片側だけでも使えます。ただちょっとペアリングにクセがあって左だけでiPhoneとペアリングした後に両耳モードに戻す際は、全てのTruengin2デバイスを削除して、改めて右側からペアリングする必要があるようです。両耳モードの時は、iPhone→右耳→左耳で接続されている模様。

クラウドファウンディング後の通常販売

残念ながらすでにクラウドファウンディングでの販売は終了してしましました。どうやら2月中旬からAmazonで通常販売が始まるようです。通常販売開始時にこの記事が誰かの役に立つことを願います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました