COOSPOのサイクリングコンピューターBC200が良い製品だったのでレビュー

自転車

 サイクルコンピューターを中華サイコンのCOOSPO BC200に買い換えました。これまではキャットアイの製品を使っていたのですが、機能的にもう少し良いものが欲しいと考えたときに、上はガーミンやらポラールやらお高いものばかりです。ガチのローダーならともかく、エンジョイ勢かつ安月給なサラリーマンな私には高級なサイコンには到底手が出ないです。しかし、高いものには手が出ないのに、何故か怪しげなものなら手を出せるゼ、ってことで買ってみたのは中華サイコンCOOSPO BC200でした。
 COOSPO BC200を使ってみると意外とレスポンスよく動いてくれますし、サイズ的にも使い勝手が良かったので詳しくレビューしていきます。

さようならキャットアイ、ようこそCOOSPO

 私が中学生だった頃から憧れていた、キャットアイのサイクルコンピューター。小遣いをためて、ケイデンス機能付きのキャットアイのサイコンを買って、一生懸命マウンテンバイクにつけたものです。当時は有線しかなく、配線をダウンチューブ下に這わせたため、岩場でダウンチューブをヒットした際に断線して涙を流したものです。

 大人になってからも、キャットアイのBluetooth接続のサイコンを使っていたのですが、しょっちゅう電池交換が必要で、運用めんどくせーという感じになっていました。使おうと思ったら電池切れということが何度もあったので、次は充電式のものに買い替えようと考えていました。
 さらに、キャットアイのサイコンと一緒に買った、ハートレートセンサーは買って1年くらいで故障し、スピード&ケイデンスセンサーも昨年故障しました。次のサイコン購入のついでに、センサー類一式も新しく更新しようと考えました。

 次にどんなサイコンを買うかですが、サイコン界は高級なものは際限なく高級で、ガーミンEdge 530なんて4万円以上します。ガチ勢なら余裕で買っちゃいそうですが、こちとら週末ライダーですし、トレーニングなんて二の次ですから、サイコン+センサーで1万円以内に抑えたいです。

 この予算条件にあうのは、必然的に中華サイコンに絞られるワケです。アマゾンでちょこっと探して見つけた、COOSPO BC200が良さそうな感じだったので、COOSPO BC200を買ってみることにしました。

COOSPO BC200は機能のわりにメッチャ安い

 アマゾンでのCOOSPO BC200の本体販売価格は9,980円です。バックライト付き2.4インチ液晶、GPS内蔵、パワーメーター対応(パワーメーター持ってないけど)、画面カスタムが可能などなど、基本的な機能はバッチリ押さえているのに、1万円で収まる価格設定は、貧乏サラリーマンには超ありがたいです。

 しかも、今まで面倒くさかった「使おうと思ったらコイン型電池が切れてた」問題も、COOSPO BC200なら、USB端子で充電できるので解決できます。内蔵のバッテリーは(ホンマかどうかわからんけど)1200mAhの容量があり、最大36時間稼働するとのこと。アワイチでも電池切れの心配は不要です。

 また、中華製品に添付されているマニュアルは、中国語のみでさっぱり読めないってのが常識ですが、COOSPO BC200には日本語マニュアルが添付されているとのこと。日本のマーケットも意識して作っているあたり、ちょっと期待できそうです。

センサーはANT+とBluetoothに対応

 COOSPO BC200は、ANT+とBluetoothのセンサーの両方に対応しています。これを機にスピード&ケイデンスセンサーと、ハートレートセンサーも購入するので、私にとっては、ANT+だろうがBluetoothだろうがどっちでも良いです。今持っているセンサー類をそのまま流用する人であれば、両対応はありがたいですね。

 COOSPOの純正のスピード&ケイデンスセンサーと、ハートレートセンサーは、それぞれ、2,650円と5,300円です。ちゃんと動くか怪しいですが、アマゾンの評価はまずまず良い感じですし、微妙な相性問題に引っ掛かっても嫌なので、同社製品で揃えることにしました。

 スピード&ケイデンスセンサーは、ホイールとクランクに付けた磁石を磁気センサーで読み取る、ごく一般的なタイプです(BK807)。加速度センサーで回転を検知するタイプ(BK467)もありますが、オーソドックスな磁気センサータイプの方が安定しそうな気がします。


 ハートレートセンサーは一般的な乳バンドタイプを選びました。スマートウォッチに採用されている光学式の静脈センサーも良いのですが、手首の日焼けが気になります。また、私は以前にMioの製品を使っていたことがあります。Mioは光学式静脈センサーでしたが、ライド中に静脈を見失うことがしょっちゅうあり、サイコン上では心停止状態となってしまうことがありました。そのため、オーソドックスな乳バンドタイプを選んでみました。

全部買ったら予算オーバーじゃね?

 アマゾンで買おうと思ってカートに放り込んでみると、

  • 本体:9,980円
  • SPセンサー:2,650円
  • ハートレートセンサー:5,300円
  • 合計:17,980円

 センサーセットで1万円以内という予算を、大幅に超えてしまいました。
 何とか安く買う手立てはないものかと思案して、ピーンときました。中華サイコンは中華サイトで買えばよいのです。こんな時に使うのはAliexpressです。AliexpressでCOOSPO検索したら、あっさりメーカー公式ショップが見つかりました。気になる値段は、

  • 本体:$56.97
  • SPセンサー:$14.93
  • ハートレートセンサー:$24.00
  • 合計:$95.9(約1万円)

 送料無料ですし、ドル円のレート次第ですが、概ね予算内に収まりそうです。下のリンクからAliexpressのCOOSPO公式ストアへ飛べます。

 Amazonでは日本語マニュアルが付いてくるのですが、Aliexpressで買った場合はどうなのか分からなかったので、公式ストアで質問してみました。回答は、日本語マニュアルを添付してほしい場合、購入時にその旨をメッセージで送っておけばOKとのこと。おそらく、Amazonで買う場合と何ら変わらない商品が手に入りそうです。

 ただし、国外からの発送なので、配送にかかる時間に注意が必要です。特にコロナ以降は国際郵便が極端に遅くなりました。今回はどれぐらいで到着するか、楽しみにしていたのですが、シンガポールから発送され現地の空港で3週間くらい足止めを食らってました。国内に入ってしまえば停滞することはありませんので、通算1か月程度で手元に着きました。
 Amazonで購入した場合は国内発送なので、長くても2~3日で届きます。納期の差がそのまま、7,000~8,000円の差額に跳ね返っている感じです。そう考えると、私は遅くても安い方が良かったと思いました。サイコン無くても走れるので、時間がかかっても特に問題ないかなーと。

BC200を開封

 注文から1か月たって届いたサイコンです。もっと安っぽい箱に入ってくるかと思っていたのですが、意外としっかりした、小綺麗な箱に入っていました。

 付属品はこんな感じ。ちゃんと日本語の取説がついてきました。マウンターはガーミンと同じらしいので、他社のイケてるマウンターを使うことも出来ます。

 本体の大きさ比較。IQOSの箱と同じくらいです。大きさ比較でタバコの箱が用いられていたのが、懐かしいですね。最近は喫煙者が減ったので、タバコの箱なんぞ見たことないって人も居るかもしれません。ちなみに私は非喫煙者ですが、なぜかIQOSの箱があります。

 スピード&ケイデンスセンサーは、ケイデンスセンサーとスピードセンサーが別体になっています。今まで使用していたものは、センサー本体からアームを伸ばして、ホイールの回転を読み取るタイプでした。しかし、何かの拍子にセンサーアームの角度が変わってしまい、スポークに巻き込まれてぶっ壊れてしまいました。COOSPO BK8はアームの飛び出しがないため、上記のような事故には逢いにくそうです。ちなみに箱には製品名が日本語で記載されていました。ちゃんと日本で販売することを意識している様ですね。

 黄色い袋には磁石が入っています。センサーをステーに取り付けるためのシリコンバンドが付いていますが、タイラップを使った方が、しっかり取り付けられて安全だと思います。

 ハートレートセンサーはこんな感じ。乳バンドのセンサーと分離できるので、気兼ねせずバンドを洗濯できるのが嬉しいです。付属品はバンドとマニュアルだけだったので割愛。

センサーをササッと取り付け。特に難しい事もないと思います。

画面のカスタマイズが良い

 画面は最大9分割出来て、それぞれの値をリアルタイムで表示することが出来ます。また、画面の分割数の変更や、表示位置の変更も可能です。
 パワーセンサーを持ってないので私は7分割モードをメインで使ってます。

 でもTime.Moveはあまり見ていないので、ひょっとしたら6分割モードの方が使いやすいかもしれません。他のモードへの切り替えも可能です。

 バックライトが付いているため、夜間でも使用可能です。バックライトは常時点灯、常時オフ、自動(周りの照度に合わせて自動的に点灯/消灯)の切り替えが出来ます。また、照度も変えることが出来ますので、自動かつ最も暗い設定にしました。

その他、ちょっと気になった機能

【外気温】
 温度センサーがイマイチなのか、実際よりもかなり高い温度を表示する様です。炎天下での使用は、かなり高い温度表示になります。走ってる時に温度表示は大して意味が無く、体感温度の方が大事なので全然気になりません。「俺今日メッチャ暑かったけど、頑張って走ったぜ!」「寒いと思ったけど、温度は0℃だったね(実はマイナス)」というくらいの、自己満足感は満たせそうです。

【高度計】
 GPSではなく、気圧センサーで高度を測っている様です。標高40mで終了した翌日に電源を入れると、同じ場所なのに80mに変わってる、というようなことが毎回起こります。スタート前に現在の高度を設定すれば回避できます。事前の設定を忘れると、いつの間にか海底を走っているという、無茶苦茶な表示になります。
 ちなみに、走っている途中に、急激に気圧が変化した場合も表示高度が変わってしまいます。そのため、高度計は参考程度にしかならないな、という感じです。獲得標高を気にする人は物足りないと思います。

【測位システム】
 GPSに対応しているのはもちろんですが、中華製なので中国の測位システム「北斗」と、ロシアの測位システム「GLONASS」に対応しています。「GPSのみ」、「GPS+北斗」、「GPS+GLONASS」という組み合わせで使用できます。
 しかし、GPS自体の感度がイマイチっぽく、全く位置情報が拾えない、位置がぶっ飛ぶということがしばしば発生します。走行ルートでトレーニングを分析したり、位置情報でラップタイムを拾ったりするような使い方はせず、おまけ程度に走行ルートが記録できれば良いかなと思っていたので、温かい目で見てます。日本の「みちびき」に対応してくれると嬉しいですが、将来にわたって対応することはあり得ないでしょう。

【使い方が簡単】
 一応日本語マニュアルを要求してみたものの、取り付けて、設定して、実際に走り出すまで、マニュアルは一度も読みませんでした。日本語表示はできませんが、英語表示にすればセンサー類の設定などもマニュアルなしで使えます。

【USB充電】
 もともと使っていたサイコンは、毎月の様に電池交換をしなければならなかったため、非常に煩わしかったのですが、BC200はUSB充電で運用できるので、メチャクチャ楽になりました。しかも一度充電すれば30時間程度は使える模様。アワイチも余裕です。

【スマホ連携】
 Android 、または、 iOSの専用アプリでログを取り出し、STRAVAにアップロードすることが出来ます。また、アプリからファームウェアのアップデートや、BC200の設定も可能です。しかし、ファームウェアのアップデートが配信されたことは、未だありません。
 アプリはCOOSPOから提供されていますが、これが何の役にも立ちません。サイコンと接続できるだけで、設定やログの抽出などが出来ないのです。代わりにXOSSのアプリが使えます。COOSPOとXOSSは製造元が同じなのでしょう。中華製品あるあるですね。
 XOSSアプリでスマホに吸いだしたログが破損している場合、サイコンから再読み込みが出来ません。スマホに読み込んだ破損したログを削除して、再度BS200から吸い出す機能が、何故か無いのです。破損したログは、一生破損したままです。痒いところに手が届かないのも、中華らしくて微笑ましいです。

トータル1万円だけどメッチャ使える

 購入前は、安さからキワモノ感をひしひしと感じ、さらに人柱っぽくAliexpressで発注してみました。しかし、実際に使ってみると、ナカナカ良い製品かつ安価で気に入ってしまいました。
 基本的な機能も十分に押さえているうえに、GPS機能やBluetoothでのスマホ連携機能も付いていて、1万円以内で買えます。ファームの作りこみの甘さはあるものの、中華系ガジェットの愛らしさと思えば、腹も立たないです。よって、私の様な貧乏週末ライダーにちょうど良いものだと思いました。



 標高やGPSがガバガバ、スマホ連携もオマケ程度なので、ガチ勢には物足りないです。そもそも、ガチ勢はこんな商品見向きもしないと思いますので、ちゃんと棲み分けが出来てると思います。

2021/8/1追記

 ライドの休憩中、10分くらい放置していると、ロギングが停止してしまう不具合があるのを見つけました。信号待ちなどの停止時には、ちゃんと自動的に一時停止するので、休憩でも同じ扱いのはずです。しかし、長めのコンビニ休憩で、それまでの走行記録が削除され、ホーム画面に戻ってしまう事象に何度か遭遇しました。逆に10時間以上放置しても問題なく再開する場合もあり、発生要因は不明です。これを防ぐには休憩の都度、ロギングを手動で一時停止すれば良い様です。

 ちなみに購入から10か月経過していますが、ファームウェアのアップデートは一度も配信されていません。この事象はファームウェアのバグと思われますが、おそらく修正されることは無いでしょう。機能のわりに値段が安いので仕方ないかなーという感じです。

2022/9/11追記

 発生条件がなんとなく分かりました。コンビニ等に立ち寄った際に、サイコンから離れるため、ハートレートセンサーの電波が切れて切断状態となります。次に自転車のところに戻った際に、センサーが再接続する時に、サイコンが強制終了してしまうようです。サイコンを取り外して持ち歩いた場合は、スピードセンサーとの接続が切れるため、同じ事象が出る様です。
 更に、休憩時に手動で一時停止した場合に、停止処理がうまくできず強制終了してしまったり、画面切り替えで強制終了することが増えてきました。設定を初期化して解消するか、確認中です。

2023/1/7追記

前回追記した不具合は、サイコンを初期化したところ改善しました。

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