YAMAHA PAS Kiss mini 2013のリアホイールを交換する

自転車
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YAMAHA PAS Kiss miniのリアホイールを交換しました。2018年にも1度交換したのですが、2年も経たずにスポークが折れる事象が再発してしまったので、根本対策として36スポーク仕様のホイールに交換することにしました。

スポーク折れ事象の再発

 嫁のPAS Kiss miniは2018年に1度、中古のリアホイールに交換しました。その時のレポートはこちら。2年が経過した2020年時点でスポークが3本折れ、今回の交換時点(前回交換から3年経過)では合計5本のスポークが折れていました。前回ホイールを交換してからは子供を乗せることは無かったので荷重による負荷が原因ではなく、中古のホイールがダメダメだったのだと思われます。
 さすがにスポークが5本も折れると振れが酷くなるので、走行中に後ろがふらつき、横風もないのに修正舵を入れないとまっすぐ走れない感じがします。

根本解決のためスポーク数を増やす

 スポーク折れの根本的な解決策としては、スポークの本数を増やして1本あたりにかかる荷重を減らすか、スポークを太くして1本のスポークが耐えられる荷重を増やすかの2種類の方法があります。前者の場合はハブとリムを交換する必要があるので要するにホイールごと交換、後者の場合はホイールを一度分解して太いスポークに交換する必要があります。
 2016年モデルのPAS Kiss miniからはスポークの本数が増えているらしく、スポークの本数を増やすのが手っ取り早いと考えました。また、2018年に交換した中古ホイールの程度が悪いので新品に交換したい気持ちもありますので、スポーク交換ではなく、丈夫な新しいホイールに交換することで決定しました。ちなみに、2020年時点でリアホイールの再交換を検討していて、その時にも同じ内容を書いています。→YAMAHA PAS Kiss miniの整備プランを考える

36スポークのホイールに交換する

  YAMAHA PAS Kiss miniの整備プランを考えるでも書いていますが、汎用部品として36スポーク仕様のホイールが市販されています。上記記事では軸長181.8mmと誤って記載していましたが、PAS Kiss miniで使用するリアホイールの軸長は191.8mmです。20インチ内装3速のホイールは、amazonや楽天ですぐに見つけることが出来ます。お店によって値段や納期に差があるので、購入するときには良く確認してください。

いきなり完成図

 古いものを外して新しいものを付けるだけなので、交換手順は省略して完成図を乗っけておきます。

 純正よりもスポークの数8が本多いので一目で違いがわかります。そして見た目にスポークが太くなったようです。 RW-3S20AL-R191 のカタログによれば、12番のスポークを使用していて、これに対してPAS Kiss miniの純正スポークは14番っぽいので、やはり太くなっているようです。
 更にリムもPAS純正のシングルウォール仕様から、ダブルウォール仕様になりました。見た目ちょっぴり高級感が出た気がします。
 スポークが28本から36本に増え(28%強化)、スポークの番手は12から14に太くなり(30%強化)、更にはリムもダブルウォールに強化されたとなると、もうスポークが折れる心配はありませんね。

 ちなみに、間違って軸長181.8mmの物を買ってしまったのですが、何となくつけることは出来ました。ハブに対してエンド幅が広い状態なのですが、ナットを締めつければフレームが撓んで締められますので何とかなるもんです。フレームが撓んでるので良くないっちゃ良くないですが、まぁスチールフレームなので、その辺はおおらかですし自己責任かなと。皆さんは間違わずに、191.8mmの物を買ってくださいね。

ついでにチェーンも交換

 去年ジョイントが切れてしまったチェーンもあわせて交換しました。

 
 少し高級な国産チェーンに交換しましたが、とても滑らかになりました。残念な点としては、モーター側のスプロケットが摩耗してチェーンと干渉しているのか、モーターのアシストが強くなるとゴリゴリ音が鳴る点です。これは恐らくモーターのスプロケットを交換すれば改善すると思いますので、また折を見てパーツを注文してみようと思います。ちなみに部品番号は X21-16616-01です。

フロントブレーキは通常メンテナンス

 フロントブレーキをキャリパーに交換しようと部品を注文したのですが、テクトロのロングアーム仕様のキャリパーブレーキ(900A)を買うつもりが、間違ってダイアコンペのDL800を買ってしまいました。DL800はアームが短いためPAS Kiss miniには使えなかったので、娘の自転車に使うことにします。
 仕方ないのでフロントブレーキは純正をメンテナンスして使うことにしました。そのうちテクトロ900Aに交換します。

まとめ

 ホイールはかなり強化されましたが、乗り心地は柔らかくなった気がします。タイヤもブロックパターンからラジアルパターンに変わったことで、転がりが滑らかになりました。あわせてチェーンも滑らかになったので、体感的には30%くらい軽い漕ぎ味で前に進むようになりました。
 何より「いつホイールがバラバラになるかわからない」という謎の恐怖から解放されたのが良かったですね。


 

コメント

  1. 樋口晃司 より:

    何度も参考に読ませて頂きました。ありがとうございます。
    記事の中で、リアホイールのおすすめがありました。
    もう少し安いホイールのおすすめがありませんでしょうか?
    よろしくお願いいたします

    • 充電完了 より:

      コメントありがとうございます。
      記事中で紹介しているホイールは、現在は随分価格が高騰してしまっているようですね。
      紹介したホイールは、リムがダブルウォールだからかもしれません。

      20インチ+内装3速+191.8mmでググったところ、敷島自転車株式会社というところから、適合するホイールが出ていることがわかりました。

      品名:後輪アルミリム 内装3段ローラー
      20X1.75
       通常リム
        シルバー
         品番:L-815
         JAN:4965345744186
        ブラック
         品番:L-981
         JAN:4965345744377
       ダブルウォールリム
        シルバー
         品番:L2088
         JAN:4965345744414
        ブラック
         品番:L2087
         JAN:4965345744407

      通常リム版であれば、12,000円くらいで売っているようです。

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