自転車用インナーケーブルは31本仕様を使え

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自転車をオーバーホールする時に悩むのがワイヤーなどの消耗品類。シマノのコンポーネントを使っているので素直にシマノ純正品を選んでおけば間違いないのですが、自分でメンテするからには少し冒険したいと思うもの。。。今回は話題のインナーケーブルを使ってみたのでそのレポートです

ちょっと話題の日泉ケーブル

ここ数年、日泉のケーブルがちょっと話題になっています。その評価はおおむね「仕上がりがきれい」「やわらかい」「引きが軽い」というものです。アウターケーブルは特に美しいと評判の様ですね。一時は入手性が非常に悪かった様ですが、今はamazonでも普通に売られていてかなり改善しています。





これと組み合わせるインナーケーブルは「SP31 スペシャルステンレスインナーケーブル」というのが特に話題の様です。



アウターケーブルに関しては美しさを主張しても車体やバーテープで隠れる部分が多いですし、ケーブルが頑張って主張しても車体とのカラーバランスがあってないと浮くので、美しさよりも機能性で選んだほうが良いかなと思います。
ただインナーケーブルに関してはSP31ってのを使いたい。その理由は次章で説明します。

日泉SP31インナーケーブル

メーカーサイトを見てみるとその仕様が詳しく書かれていました。普通のインナーケーブルは19本の鋼線を撚って作られているのですが、SP31は31本の鋼線を使用していて柔軟性が高く、密度が高いので引っ張り強度が高く、また、撚ったケーブルを研磨して真円に近づけているため滑りも良いそうです。

滅茶苦茶良さそうなのは分かりましたが、お値段をざっくり計算したところ・・・
ブレーキ F:1,100円 / R:1,300円
シフト 2本 2,700円
合計 5,100円(税抜き)
インナーケーブルだけで5000円超えですか、そうですか。貧乏サラリーマンには少々厳しい価格設定です。

でも、もうちょいサイトをよく読むと

SP31スペシャルステンレスインナーは海外(台湾)にて生産しています。(中略)また一部海外メーカーの特許部分が絡んでいるので国内生産ができないということもあります。

と書いています。OEM元の製品を探せばもうちょい安価でゲットできそうです。

Alligator 31s ハイパフォーマンスインナーケーブル

ググったらあっさり見つかりました。アリゲーターの31sハイパフォーマンスインナーケーブルです。鋼線31本仕様というのが特許なのか、他メーカーから出てないのですぐ見つかりますね。

amazonでも売ってますが大阪に行ったついでにヨドバシで入手してきました。アリゲーターの製品って種類が多く、どれが31s仕様か良く分からなかったので店頭で選びたかったんですよ。

ちなみにamazonだとこれ↓



アリゲーターと日泉だと実売ベースで倍近くの価格差ですが(amazon価格だと倍まではいかないです)、メーカーサイトで説明されている通り、日泉独自仕様にしたり国内入荷時の全数検査している事が要因です。

そのため海外でパッケージングされたものをそのまま販売する場合に比べ、割高となってしまいますが弊社の長年に渡る品質へのこだわりと経験からこの方法を行っています。

お財布に余裕がある人は日泉仕様を買えば良いですし、私のような貧乏サラリーマンは安価な方を選べば良いです。

アウターケーブルもアリゲーター

インナーケーブルに合わせてアウターケーブルもアリゲーターにしました。めっちゃ安いです。色は超地味なグレーです。これまで黒、白、金を使ってきましたが、グレーが一番車体になじむ色と思いました。



出来上がりはこんな感じ

エアロ仕様になったハンドルの話はまた別の記事にします。
アリゲーターのアウターが柔らかかったので、ハンドルの中に通すのも意外とやりやすかったです。

インナーケーブルは柔らかく表面はツルツルしてるので、アウターケーブル内での滑りが非常に良い感じです。ただ今までメンテをさぼっててクソ重かった操作感が基準になっているので、劇的な変化があったものの、スタンダードな19本撚りステンレスケーブルで組んだ新品状態の基準が自分の中にないので違いは分からないです。

ただし出来上がりの満足度はかなり高いですよ!!
ちゃんと普段からメンテしてオーバーホール時の乗り味を維持できるようにしないといけませんね。

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