iPhoneの充電に使用しているLightning端子の4番ピンが高頻度で焦げるのを回避するため、非接触式充電器「Anker PowerWave 10 Stand」に変えたらすこぶる調子が良かったのでレビューします。
Lightning端子が焦げる、腐食する
嫁のiPhone XS MAX (2年半落ち)の充電の調子が悪いということで、ストックしていた新品のApple純正Lightningケーブルに替えたところ、2週間も経たずにまた不調になってしまうトラブルが発生しました。iPhoneやiPadあるあるですが、Lightningケーブルの4番ピンが死んでしまう、あの症状です。
本体側のLightningポートを綺麗に清掃し、接点復活剤で磨いても症状が再発してしまいます。これはもうLightningの持病ですよね。ちっさな端子に最大2A(アンペア)もの電流を流すんですから、ちょっとでも接触不良があると、スパークが発生してしまうのでしょう。
有線接続をやめれば解決
いくら本体側やケーブル側の端子を綺麗にメンテナンスしても、毎日抜き差しするものなので、劣化は避けられません。そして大抵の人は寝ている時に充電していると思います。私も例外ではありません。寝ている間にLightning端子の接触不良が原因で火災発生・・・という事故に遭うのは嫌なので、有線接続をやめることにしました。
そこで選んだのはAnkerの非接触型充電器「Anker PowerWave 10 Stand」です。調子に乗って3個買いました。
3個あるので積み木の様な遊び方も出来ますよ。
スタンド型なので使いやすい
これを選んだ理由はスタンド型であることです。就寝中の充電はやめたかったので、リビングに設置して起きている間に充電しようという魂胆です。そのため平置き型の充電器よりも、画面が確認しやすいスタンド型の方が良いと考えました。充電しながらの動画視聴や、Webミーティングも快適です。
最大10Wの出力が可能だが、USB充電器に注意
「Anker PowerWave 10 Stand」は充電する対象にもよりますが、最大10Wで充電が可能です。ちなみにiOSデバイスは7.5Wまでしかサポートしないようです。それでも、これまで1A(5W)のUSB充電器を使用していたので、50%の高速化が出来ました。
ただし、使用するUSB充電器には注意が必要です。7.5Wや10Wで給電したい場合は、9V/2A出力が可能なQuick Charge (QC)2.0や3.0に対応した、USB充電器が必要です。
USB PDに対応したTypeCのUSB充電器であれば沢山の製品を見つけられるのですが、「Anker PowerWave 10 Stand」に付属しているケーブルはUSB TypeA-microBケーブルのため、USB TypeAで9V出力が可能な製品を探す必要があります。そもそも、AnkerでQC対応かつ1ポートの20W USB充電器なんてラインアップに無いんですよね。
回避策としてUSB TypeC-microBケーブルを用意すればよいのですが、これも割とレアアイテムなのでQC対応のUSB充電器を買った方が手っ取り早いです。USB TypeC-microBケーブルを添付するか、USB TypeCの入力をサポートしてほしいものです。
結局他社製品(OMKUYというメーカー)のUSB充電器を一緒に購入しました。安価かつ2個入りな上に、USB TypeC-Lightningケーブル付という超破格だったことがチョイスの理由です。安すぎて、なんだか直ぐぶっ壊れそうな予感がします。
実は5W出力も注意が必要
「Anker PowerWave 10 Stand」は10W/7.5W/5Wの給電が可能で、10Wと7.5Wは上記の通りQC対応のUSB充電器が必須です。では5W給電の場合はどうかというと、5V/2A出力のUSB充電器が必要となります。iPhone純正のACアダプターは5V/1A出力なので使用することは出来ませんので、注意が必要です。
結局使い勝手はどうなのか?
当初の目論見通り、リビングにいてiPhoneを使ってないときに充電台に置いておく、という使い方をしておけばバッテリーが減らないので使い勝手は上々です。リチウムポリマーバッテリの仕様上、フル充電フル放電のサイクルを繰り返すよりも、80%~20%の範囲でダラっと充電ダラっと使うというサイクルの方が、ライフが長くなるハズなので、理にかなった使い方だと思います。
ちなみにコレ、ずっと家にいる在宅勤務だからこそ出来る使い方かもしれません。
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